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「わたしの美しい庭」を読んだ

「わたしの美しい庭」  凪良ゆう  ポプラ社  を読んだ。

小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。
百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。
三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。
地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。
悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――
(ポプラ社より)

5つの短編連作集。
それぞれの話の主人公は、みな、生きづらさを抱えている。
でも、この屋上庭園は、ありのままの自分を"自分が"認めてあげることのできる、不思議な場所。
読み終わると、スッと心が軽くなる。

この世界に自分も入れて欲しくなるよ。

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