見出し画像

「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」を読んだ

「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」  町田そのこ  新潮文庫nex  を読んだ。

九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから……。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
(新潮社より)

1ページ目から、違和感。
いつもの町田その子と違うぞ。
いつもと言っても、私が読んだのは、
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」
「ぎょらん」
「うつくしが丘の不幸の家」
「52ヘルツのクジラたち」
と、単行本で出たものだけど。

マイナーキーだと思ってたら、突然のメジャーキー。

今までのが、心を切りつけられるような痛みがあったのに、この本は、じんわりと心をあたためてくれる感じ。

6編の短編にプロローグ&エピローグ。
みんないいキャラ。
そして、日常の、見過ごしてしまうような、心の揺れを素敵な物語にしてくれてる。
シリーズものにならないかな。

とりあえず、このコンビニに行きたいわ。
門司なら行ける(笑)

この記事が参加している募集

恐縮です