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心に残って「しまった」言葉シリーズ:Fカップとかじゃない、Wカップですよ

タイトル画像:ボールを蹴る選手を正面から捉えたイラスト

まあ、良くも口が回るなー、という中山ゴンの言葉です。

口が回って、社会的に不適切とされる事も言ってしまうこともあるのですが、今回の言葉も、今なら、組織に属した人が言えばアウト判定。

noteで「こんな発言がありました」と自分が書くのもアウトかも。でも、心に残って「しまった」のです。

ワールドカップと言えば。

色々な競技で使われてます。

しかし、頭に競技名を付けてないことがポイント。

どういう事!?

答えはイングランドのサッカー協会の名称「FA」

「フットボール協会」の略称。そもそもフットボールが、「イングランド」発祥だから、国名なんてつけないもんね、的な解釈です。

正式には、The FA。しばしばTheは省かれて使われてます。

つまり。サッカーという競技でワールドカップという名称は始まったのだから、後からそれを使う別の競技団体が、競技名を名乗りなさい、ということ。

同じ論理で、日本の「天皇杯」もサッカーが最初だとなんか格好いいな、と思っていたら、競馬が最初のようです。(サッカーが好きなので)

そのワールドカップへ日本は出場できてなかった

今、ワールドカップに出るのは当たり前、というくらい毎回出場してます。「絶対」なんちゃら、みたいなずいぶん勢いのいいことを言って、それでも出場はできてるのが今。

その昔、日本は「出られないのが普通」。しかも、「出られそうで出られなかった」にも届かないことが普通。

その歴史を打ち破るべく、Jリーグが誕生し、まさにそのタイミングから確かにワールドカップ出場ができるようになったわけです。

初出場は「ドーハの悲劇」を経て「ジョホールバルの歓喜」

本当にあと半歩、というところまで来て出場が叶わなかった「ドーハの悲劇」。

あと一点取れば出場が決まる!というところでどフリーを外した場面で岡田監督が頭を抱えながらも、最後岡野が押し込んだ「ジョホールバルの歓喜」。

まさに日本サッカー界にとって、相当のターニングポイントだったわけです。

スター誕生

そのタイミングを迎えるまでには、それこそ色々な活躍がありました。

城彰二の覚醒、カズのゴールラッシュ、呂比須ワグナーの帰化からの専攻、中山ゴンの大暴れ、最後しか出ないけどいつも代表に帯同して最後の一発を決めて切手にまでなった岡野。

もちろん守備陣も奮闘し、なんかみんなで神輿を担ぎながら、ワールドカップの扉をこじ開けた「祭り」が繰り広げられていたわけです。

そこでタイトルの言葉が生まれた

すごいわけです。ワールドカップ出場は。

でも、プロリーグもなかった時代から頑張ってきたサッカー経験者が思う「すごさ」は、まだこれからプロリーグが始まる日本では伝わりにくい。

そこで、口の回る彼が出場を決めたあとのテレビ出演のインタビューでその凄さを伝えようとしたわけです。

グラビアアイドル、というカテゴリーが始まった頃でもあり、こんな表現だったんでしょう。

あまり解説はしませんが、Wカップ。

確かに凄そうだ。

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