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心に残って「しまった」言葉たちの置き場:たった42.195km

タイトル画像:マラソンの大会の写真

皆さんはマラソン経験はありますでしょうか。

自分は高校時代に学校行事で毎年50kmほどを走ったので、フルマラソンの距離の経験は人生で3回。

その3回とも、事前のトレーニングはしましたが、毎度大変な思いをしました。

表題にある「たった42.195km」などは絶対自分の口から出てきません。

では誰の言葉?

マラソン選手の練習

ここで、トップ選手の実態を。

試合前などの「調整」ではなく、いわゆる走り込みをする期間である「鍛錬期」は、かなりすごいことに。

実業団、大学などでは、月に1000km超を走ることもあります。

さらに、いわゆる合宿などで集中的に走るときは、1日に50kmを超えることも。

試合を見越した期間になると、調整やスピードアップの練習にシフトして、インターバル中心。距離は少なくはなりますが、それでも月に600〜700kmは走ります。

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画像:汗をかきながら走る選手のイラスト

つまり、「オリンピックのマラソン」に出るためには、毎日毎日マラソンみたいな練習をしてるわけです。

タイトルの言葉は高橋尚子さん

レースを迎えて今の気持ちは?と聞かれたときの答えがこれ。「あとたった42km走れば休めるんだー、と思ってます」です。

たった。42km。

総練習量を考えればまさに「たった」の42km。

彼女はその「たった42km」という競技で、見事に金メダルを取りました。おそらくしばらくは体を休められたことでしょう。

物事は相対的

発想法的に言えば、こういう「何を基準に見るか」の意図的なずらしが新たな道を開くことはあります。

売り方、価格、内容などを決めるのは大変な作業で、さらに正解を予測するのは大変です。

なので、同じ事象についても、このような「●●と比べて」という部分をずらすことで、新たな切り口が生まれます。

瞬間しか見てない人は気付けない

こういった「視点のシフト」は、当たり前ですが、

・どっぷりとその中に浸って
・さらにそれしか知らなければ

という方には全くできません。

大切なのは「俯瞰」して「全体像を把握」して「理解」すること。

これにより、どこをどうすればプロセスが改善できるか?が分かる。

これに必要なのはやはり、引き出しの多さ。これは経験の多さと、さらにその中でしっかり勉強してきたか、というのもモノをいいます。

だからベテランがちゃんと機能すれば重宝されます。だからベテランの言うことは正しい!と言い切れるわけでもなく。

全体像把握には、やはり構成する情報のアップデートがなければ、正しい結論は出せません。

なので

・勉強を怠らないベテラン

が周囲にいれば、大いに頼るべし。

わたしは「好きな分野だけはアップデートしてる」ベテランなので、領域限定では頼っていただけます!



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