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【全文公開】視覚障害の友人 「責任持てませんから」という無責任

視覚障害の友人との毎日は、驚きと発見と気付きの連続でした。仕事に直結するものもしないものも含めると、毎日1発見、という感じ。

担当、責任、やらない

自分の部下という形で彼との付き合いが始まりましたが、そうなった理由。

部として彼を受け入れることになり、部長が課長たちに所属を打診。

数名いた課長はほぼ同じ理由で受け入れを拒否しました。

「何かあったら責任が取れない」

という優等生的な答え。

何があるんでしょう。ほぼ何も無いし、そもそも課長に取れる責任なんて限定的。

何より、誰も当人と話をしてないのです。何が困ることか、何が業務でできるか、という普通のことも聞いてない。

要するに

分からない→分かろうとしない

のです。結構な大企業の優秀な課長たち。そんなもんです。

最後の打診が自分だった。「誰も受け入れてくれないから頼むよ」という言い方。部長は解決のための最低限のヒアリングはして、全員に伝えて、この結果に落胆してました。

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そんな重く無いですよ↑

業務命令ではあったが

そんな形で始まった彼との業務の日々。

最初に、当たり前ですが仕事の話。どんな内容を期待しているか、何ができるか、どのようにやりとりをすれば良いか。

次に生活面。どの部分をサポートする必要があるか、自分ができない時はどうするか、他の課員にどう分担するか。

結論としては、場所を覚えるまでのちょっとした案内と、昼飯食うところくらい。あとは普通に仕事ができます。

慣れてくれば白杖も持たずにスイスイとトイレに行くし、コピー、シュレッダーも場所と操作を覚えて普通に使いこなす。

普通でした。

普通では無いこと

当然普通じゃ無いことも多々あります。

まずは、ご飯。これだけでたくさん書けます。

次回以降、この辺を一つずつ書いていきます。

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日々の生活で、障害のある方に接してる人は少ないと思います。 幸い様々な方と仕事で知り合い、様々な気付きがありました。その気づきを書いていきます。 一見雑に見えることも書きます。リアルな接触体験は、ヒューマニズムに溢れたものばかりではないのです。 そのため、少しだけ敷居を作らせていただきます。

様々な障害を持つ友人がいて、一緒に活動するだけで、様々な知見が得られます。無力を感じることも。 でも、少しでも自分の気づきを世の中にシェ…

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