にしけん方式:リモート講義の90分をフォーマット化で、教える側もリスナーも安心の時間に。
タイトル画像:ラジオを聴く人のイラスト
リモートがこの感染症蔓延のタイミングで急激に普及しました。
自分が大学講師を始めた時が、ちょうどリモートのスタート。
これまで対面で教えてきた先生たちは、どのように対応するのか、という事で色々と考えてましたが、私は最初からリモート前提。
ラジオ番組を作っていた経験があったので、「絵が出てリアルタイムに反応が取れるメディア」とリモートを捉えて、いきなり最適化したカリキュラムを設計できました。
そんな方法論を忘れないうちに記事にしておきます。
題して、「リモート講義にしけん方式」!
ラジオというメディアのおさらい
ラジオは番組ごとのスタイルはありますが、まとめてみると
①リアルタイム
②1対多
③Twitter等でリアルなコメント取得
④DJの喋りが中心
が多くなってます。もちろん録音番組もありますが、比較的生は多いかと。③は最近ですね。
この4つの特徴はリモート講義でも同じ。
さらにそこにリモートの特徴が加わります。
ここにリモートの特徴を加算
⑤顔が見える、名前が表示されている
⑥声を聴ける
⑦資料が共有、リアルタイムに触れる
⑧アンケート等ツールがある
もうなんと言いますか、超絶便利なラジオの進化系。なので、聴講者をリスナーとつい表現してしまいます。
ここに学校ならではの特徴をプラス
学校とラジオ番組のリスナー、1番の違いは
⑨お金を払ってる
ということでしょう。これは番組作りに大きく影響します。
総合すればラジオの時間軸を中心に
これらの特徴を全部総合して自分なりの結論は、
・ラジオの時間軸制御の考えは流用
・そこにラジオにない特徴を活かす
という方針を作りました。なんだかんだ言っても90分はなかなか長い時間。そこを飽きさせずに聴いてもらうことは、「得してもらう」ことにもつながります。
ラジオは、長時間の音だけのコンテンツですが、飽きさせない工夫、は存分に使われています。
一番の工夫は、「細分化」。
これはゲーム開発をしてきた自分にとって、ゲームの体験時間軸作りと同じ、「離脱を防ぐ」最大の要素です。
具体的な細分化は続きをお待ちください
混迷の90分!どうなる?
次回「タイムラインは周到に」をお楽しみに!