自分らしく

入社後、ありがたいことに様々なチャレンジをさせて頂きました。イベントの企画や運営などがメインでしたが、その中に事前準備や時には営業に伺うこともありました。それは私を成長させてくれた大きな要因でした。

それ面白いな


当時、私が配属された教室は合計で7人所属しており、私はこの先輩上司に育てて頂きました。この教室に配属されたからこそ、今の私があるんだなとつくづく思います。その中でも、上司(教室長)の存在が一番大きかったです。その上司はとても気さくで面白い方で、人を惹きつける何かを持っています。言い方を変えますと変人だと思います(笑)
私はその上司から「それ面白いな」その一言をもらうために、面白そうな企画や今までにないことを率先して提案してました。

2020年頃、私はコロナで無くなってしまった子供たちの大会を新しく作ろうと企画をしていました。たくさん計画を練った上で、上司に相談し会社から開催の許可をいただくことができました。もちろん企画発案者なのでリーダーとして計画を進めていたのですが、最後に悩んでいることがありました。それは、大会名です。
上司は面白い方なので、面白いなまえを一緒に考えてくれましたが、面白すぎてなかなか私が決定できませんでした。(私は保守的なので、攻めた名前にすることに少し怖さがありました)
そして最後に私が決めた大会名は・・・
NSG[New Star Games]でした。カタカナで読むと、ニュースターゲームスという名前で会社に提案しました。意味は、「今後の未来を担う新しいスター達の大会」みたいな意味がありました。しかし、実はこれには裏の意味がありました。
それはNSGというのは私の実名に由来しているのです。私が企画運営した大会だったので自分の名前を入れよう。そういう考えでした(笑)ただ、もちろん会社には通らず無難な名前に決定してしまいました。ただ、それもその上司があってこその思考であり、挑戦だったんだなと思います。


そんな上司に一度だけ、強く指導していただいたことがあります。詳しくは伏せさせていただきます。私がトラブル対応をしている際に、会社のルールに則って判断をしたことがあります。もちろんそれは至極真っ当で当たり前のことですが、その際に言われたことが今でも忘れません。
上司に言われたことを要約すると、[会社の判断で動くことは間違ってないが、それはお前らしくない。そういうお前は好きじゃない]とそう言われました。
もちろんこのトラブルの背景もあるのですが、思いやりに欠ける判断で進めておりました。それを上司から指摘されたのです。それは私の心に大きく響きました。私の指導のモットーもここからきているのかもしれません。ルールや掟に縛られるのではなく、時には感情的に動くことも大切だということを教えて頂きました。

それから上司は私の所属教室から旅立ち、現在は自ら事業を立ち上げ挑戦しています。退職後、私は会いに行ってきました。会って感じたのは、やっぱり私はこの人の背中を追ってきたんだなと強く感じました。この人があってこその今の私があると本当に感じました。また、「それ面白いな」そう言わせられるように日々頑張らないといけません。


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