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おかしい。いつまで待ってもモテ期が来ない。電話で問い合わせてみるか


毎日note更新12日目。

最近ふと思った。

モテ期が来ない。

人には3回モテ期が来ると言われている。

ところが僕には1回も来ていない。

おかしい。

あまりにも遅すぎる。

これは配達の途中で何らかのアクシデントが起こっているに違いない。

渋滞に巻き込まれているとか

そもそも発送出来ていないとか

何らかの理由で僕にモテ期が届いていない。

僕はもう35歳である。

これから3回モテ期が来るとなると結構余裕がない。

60代で一気に3回連続で来るとか勘弁してもらいたい。


モテ期について問い合わせが出来るカスタマーセンターがあればいいのに。

モテ期カスタマーセンター。

自分の1回目のモテ期が今どこにあるか。

いつ来るのか。

あと出来れば残り2回がいつ来るのかも教えてもらいたい。




に「もしもし」

オペレーター「はい、こちらモテ期カスタマーセンターです」

に「ちょっと僕のモテ期について聞きたいんですけども」

オペ「はい、どうぞ」

に「ずっと来るの待ってるんですけど、待っても待っても来なくて。何かちょっと道中でアクシデントが起こっていると思うんですよね。いつになったら来るのか調べてほしいんですよ」

オペ「左様でございますか。では今からお調べしますね」

に「お願いします。。あ、あと2回目3回目がいつ来るのかも調べてもらえますか?」

オペ「かしこまりました。ではお客様のデータを教えて下さいますか?」

に「西村啓佑、1984年8月28日生まれ、A型、出身は〜」


5分後


オペ「お待たせしました」

に「はいはい」

オペ「西村様の1回目のモテ期ですがもうご本人様がお受け取りされております」

に「え!?もう来てるってこと?」

オペ「はい。1998年の西村様が中学2年生の頃」

に「何やそれ。その頃何もなかったぞ」

オペ「駅のホームにいた当時西村様が好きだったクラスメイトの女子が電車の中にいる西村様を偶然見つけて手を振った瞬間、あれが1回目でございます」

に「しょぼいな!あんなもんモテ期言わんやろ!確かに西村少年ときめきはしたけども!」

オペ「あれが1回目でございます」

に「あれモテ期はひどいて!手振られただけやねん!あれ?俺の事好きなんかな?て勘違いしたけどその子1週間後にムキムキの野球部と付き合っとんねん!むしろあれ失恋の前フリやねん!」

オペ「残念ながらあれが1回目です。それから2回目はですね1999年の中学3年生の時、、、」

に「うそやん!?2回目ももう来てんの!?」

オペ「中学3年生の文化祭の劇で、好きだった女子が扮する適当なギャル役に真面目なデブ役の西村様がブチギレるというシーンを演じてる瞬間ですね」

に「だからしょぼいねんて!役の中で絡んだだけやん!しかもブチギレてるし!どこがモテ期やねん!」

オペ「あれが2回目のモテ期ですね」

に「違うて!変に緊張して練習中間違いまくって変な空気なってしまった事しかなかったわ!てか今考えたら"真面目なデブ役"てどんな役やねん!」

オペ「最後の3回目は中学3年生の冬、、、」

に「え、待って!?3回目来てもうてるやん!俺モテ期使い果たしてんの!?」

オペ「はい」

に「うそやろ!?最悪や!何で全部中学の後半に来てんねん!てか全然モテてないし!」

オペ「3回目はですね」

に「もう聞きたないて」

オペ「中学3年生の卒業間近の放課後、教室で先程の好きな女子に告白しようとしたら前日にちょうど付き合い始めたその子の彼氏が入ってきて、その2人を見た西村様が慌てふためいてダッシュで逃げ出したその瞬間です」

に「ゴリゴリの失恋やないか!どこがモテ期やねん!あれ今までの人生の中で群を抜いてモテてない瞬間やねん!あれの何がモテ期やねん!人生変わったレベルの失恋や!」

オペ「左様でございますか」

に「あれ数ある失恋の中でも1番ショックやったからな!告白の成功失敗は置いといたとして前日に付き合ってるてどんだけタイミング悪いねん!逃げ出した西村少年の足めっちゃ速かってんから!校庭まで駆け抜けたわ!さすがにあれはモテ期ちゃうわ!これはひどすぎる!」

オペ「そう言われましても。モテ期と登録されてますから」

に「何でやねん!あの後しばらくしゃべった事ない女子からも"告白未遂した人"って影で笑われてたんやぞ!略して"コクミス"とか呼ばれてたんやぞ!辛すぎるやろ!何やコクミスて!」

オペ「左様でございますか」

に「あんたらのモテ期の設定おかしいわ!何もモテてへんもん!」

オペ「"何かしら女子絡みの出来事"としてモテ期と設定させてもらっています」

に「モテ期のハードルひく!俺どんだけ女性と縁ないねん!」

オペ「以上でございます」

に「めちゃくちゃや!聞くんじゃなかった!」



恐ろしすぎる。

ただの妄想で書き始めたが今凄く足が震えている。

これは妄想かそれとも現実になってしまうのか。

僕のモテ期はもう終わってしまったのか。

まだ終わっていないのか。

ああ、恐ろしい。


ちなみに3つのエピソードは全て実話である。


ふう。

モテたいなあ。。


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