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経営とは何か?どうすれば経営に関われるのか?

カジュアルな面談で、候補者から「経営に関わることができますか?」と尋ねられることがあります。私はふと「自分は経営に関わっているのか?」と考えてしまいます。私は執行役員ですが、日常の業務で経営を意識することはあまりないからです。つまり、私は「この業務が経営であり、この業務は経営ではない」と普段考えることもなく、考えることもできないのです。ゆえにこの質問に対して「経営とは何だろうか?」と考えてしまいます。

しかし、実際には経営に関わっているのだろうとも思います。そこで「経営とは何か」について私なりに考えてみます。
結論としては私にとって経営は何も特別なことではなく、すべての社員が望めばいつでも経営に関わることができるものだと考えています。

私の経営の定義は、肩書きや権限、裁量とは関係ありません。私にとっての経営とは、意図と目的を持って意思決定を行うことです。ルールに従ったり、裁量を使ったりすることではありません。

例えば、年間1万円のソフトウェアを使うことを決めた場合、その理由を費用対効果の観点から、つまり数値やロジックで説明する必要があります。少額だからとか、自分の裁量範囲内だからではありません。

また別の例として、プロジェクトを始めると決めた場合、そのプロジェクトが会社のミッション達成に必要であり、さらになぜ今行うべきかをロジカルに説明しなければなりません。上司に言われたからという理由だけでは不十分です。

こういった意思決定を行うこと、その意思決定の妥当性の説明を行うことが経営だと考えています。
だからこそ、肩書きや権限、裁量に関係なく経営に関わることができるのです。このような意思決定の経験を積み重ねることで、気づいたら経営チームの一員となっているのだと思います。

もしあなたが経営に関わりたいと考えるのであれば下記のようなことをすると良いと思います。

  1. 数値と事実に基づく意思決定:意思決定や目標設定を行う際に、数値やデータを重視する習慣を身につけましょう。

  2. コミュニケーションスキル:自分の意図や目的を明確に伝える力を養いましょう。高いレベルの論理的思考と論理的思考スキルが求められます。

  3. 市場調査と分析:常に市場の動向を把握し、適切な行動を取るための情報を収集しましょう。

  4. ミッションとの整合性:すべての行動が会社のミッションと一致しているかを常に確認しましょう。

これらを行うことで、今からでも経営に関わることができます。

夏休み中に言語化しています。参考までに。


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