Sansanは黎明期:入社時の会社のフェーズを自分が変える。

私はSansanに入社してちょうど3年になった。私の社員番号は1,000番代の前半。今、入社すると2,000番代になる。つまり、この3年で1,000人以上の人が入社し、2倍くらいの人数になった。


カジュアル面談や選考に進んでくれた人たちに「Sansanはどのようなフェーズだと思いますか?」と質問している。そうすると「BtoBのSaaSで日本最大級であり、大きな会社だと思います。」という返事が多い。
Sansan以外に未上場のスタートアップの選考にも進んでいることが多く、この「大きな会社」というのはスタートアップとの比較になる。そのため「大きい=組織やビジネスがある程度完成している」と見なされているように思う。


しかし、実際は全然違う。そこで次のような話をする。
「例えば、Microsoftに社員番号2,000番代で入社した人はどんな人だろう? その人たちはWindows 96以前に入社している。その後、世界中のビジネスシーンを変革してきた人たちだ。2000年代に他のBig Techに対して劣勢だったMicrosoftをクラウドシフトし、競争力を高めることをリードしてきた人たちの大多数も社員番号2,000番代以降だろう。つまり、Microsoftに2,000番代以降で入社した人たちは、大きく完成した企業に入社したわけでなく、会社を大きくし数々のイノベーションにチャレンジしてきた人だ。」


つまり、自分が入社する会社がどのフェーズかは後になってしか分からない。自分たちがどんなチャレンジをしていくか次第だと思う。自分たちが大きくチャレンジをし続けたら、自分が入社したときの会社のフェーズはまだまだ変革期でアーリーフェーズだったと思えるはずだ。


Sansanは私が入社した3年前と比べて実際に大きく変わっている。そのうちのいくつかは私も一緒に挑戦できた。VPoEやVPoP、執行役員として変革のリーダーシップを発揮できたものもある。組織制度や構造、文化、プロダクト、システム、… 様々なものと大きく変わっている。振り返ってみると3年前のSansanはまだまだ整っておらず発展途上だった。今でもそうだと3年後に思うだろう。


Sansanは10年後には間違いなくグローバルテックカンパニーになっている。 今、社員番号2,000番代で入ってきた人たちは、グローバルテックカンパニーを作った人たちになっているだろう。まだまだ初期であり、ここから会社を作っていく。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?