未来の自分へ挑戦する:私の成長に対する考え方

Sansanの今年のテーマは「グロースマインドセット」。Sansanでは、毎年年初の営業日に今年のテーマを発表している。過去には「勝ちに行く」「突き抜ける」などのテーマがあった。

グロースマインドセットに関連し、私の私自身の成長の考え方について言語化する。(実は今6週間の夏休み中でディズニーランドホテルで執筆している。)いつものようにこれは推敲した文章ではない。また一般的な成長の話ではなく、私が考える私自身の成長についての考え方である。あしからず。

成長とは何か?

私は私自身の成長を他人と比較しなくなった。もちろん学生の時は試験があったので他の人と比べて自分はどうだったかという相対的なもので成長と見ていたと思う。会社員になり他人と比べて自分の成長を考えることはかなり減ったと思う。

今、私にとっての成長は「過去の自分と比べてできることが増えたか、上手くできるようになったか」ということである。例えば、「小学生6年生のときと比べて数学ができるようになったのか?」ということに対して自信をもって「Yes」と答えられるのであれば十分成長していると言える。他人と比べて数学が得意かどうかと自分が成長したかどうかは別の話である。

この捉え方は周りの比較的若い人と話しているときに発見した。私は成長の話をしたい、成長の支援を師たいと思っていて話しているのに何故か噛み合わない。その要因の一つは成長の話と得意不得意の話が混ざっていたからだった。得意不得意は自分のスキルを並べて比較する、他の人と比較することによって決まる。しかし、成長は過去の自分と比較して決まる。

「数学が苦手」という人も「小学生6年生のときと比べて数学ができるようになったか?」と聞かれれば「Yes」だと答える。これが成長だと思う。つまり、成長とは他人と比べたりするものではなく、過去の自分よりできることが増えたり、上手くできるようになることだと考えている。

そのため、私は新しいことを学ぶことが今でも楽しい。もちろん今からその道の専門家よりも優れられると思っていない。しかし、今の自分よりも明日の自分のほうが少しできるようになっているのであれば楽しい。最近、英語を勉強している。今からビジネスで日本語と同じレベルのアウトカムを英語環境で出せるようになるとは思っていないが、毎日少しづつ改善されていくことが純粋に楽しい。

長期的に目指している成長は?

成長は過去との比較であるものの未来に向けて目指していく目標があったほうが成長できる。ここで目標が他人との比較になってしまうと元も子もない。

私が長期的に目指すのは、「10年後の自分が成し遂げられたであろうことを3年で実現する」ことである。とりあえず、「周りの先輩方を見ると、このまま普通に過ごせば10年後にこれくらいのことはできるようになるかなー」ということを考える。その次に「じゃあそれを3年で実現するにはどうしたらいいか?」と考えそれを目標に試行錯誤する。自分がたどり着けなかったであろう何かではなく、自分が普通にしていればたどり着いたであろうことに如何に早くたどり着くかを目標にしている。

成功と成長は全く違うものである。

私は成功と成長を全く違うものだと思っている。しかし、成功と成長を紐づけて、または混同してる話もよくある。その良し悪しは分からないが少なくとも私は私に対して成功と成長を明確に区別している。その理由は、そっちのほうが単純に楽しいからである。

私生活もビジネスも試行錯誤の連続である。その試行錯誤は失敗のほうがむしろ多い。自分の気持ちの評価軸を「成功か失敗」に置くとだいたい辛い。もちろん成功することにコミットして取り組むことは前提である。そのうえで自分の感情に大きく影響がありそうな評価軸を「成功」にせずに「成長」においている。失敗しても成長につながることはある。むしろ結果にかかわらず試行錯誤から必ず成長に結びつけるためのスキルを身につけることが大切だと思う。(このスキルについてはここでは書かないが、大雑把に言えば適切な振り返りを行い、それを言語化することである)

成長に繋げるTips

(時間切れなので簡単に書いておく)

  • 成長とは過去の自分との比較である。他人と比べるものではない。

  • 成長のための長期目標は10年後の自分が成し遂げたであろうことを3年で実現することである。

  • 成功ではなく成長に自分への評価軸をおく。そして結果にかかわらず試行錯誤から成長に繋げるスキルを身につける。

  • 日々の成長は、自分のトップラインを上げるのではなく、自分のベストパフォーマンスを高頻度に再現することである。

  • 成長が減ってきたと思ったら、それは認識している成長の余白が減っているかもしれない。余白を認知するためには大きな責任をもってみると足りない部分が自覚できる。

  • 責任は勝手に持てばいい。多くの場合、気持ちの持ちようだったりする。

  • 自分の欠点を指摘するようなフィードバックは宝物である。感情的にならず大切にしよう。相手の言い方がどうであれ改善点は全て受け入れよう。(相手の感情は無視してもいい)

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