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Aikawa/note

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私が公開しているnoteの中から、おススメのものをまとめてみました。
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廿年前

とりあえず「エゴサ」が何の略かわからない方向きではない文章です、ご勘弁ください。

エゴサの良し悪しについても、恐らく読んでくださっている方々より、散々見聞きし、考えておりますので、ご指摘いただくに及びません。

さて。

先日Twitterで

「會川昇唯一の汚点かも」

なんて呟いておられる方がおられて、いやいや恥や穢れの多い人生ですよ、とツイートをたどってみたら、どうも最近流行りのアニメ(よ

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自分と同じ歳にあの先輩はなにを書いていたか

ほぼ、タイトルで書き尽くしている気もしますが、三十後半辺りから、自分のキャリアの限界を強く感じるようになり、自分と同じ歳の頃、尊敬する先輩たちは一体どのような仕事をされていたのだろうか、と気になるようになりました。

今年も無事に誕生日を迎えられたので、ちょっと調べてみます。

笠原和夫さんは「仁義なき戦い」「県警対組織暴力」「実録・共産党」という代表作を全て書き終えられ、東映の契約を切ってフリー

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オールモスト・ヒューマン(一話)を見ながら

ちょっと思うことがあったので、吐き出させてください。

いや、別に重い話じゃないです。オタクの戯言と思っていただければ。

最後まで無料で読めるようになっていますが、面白いと思ってくださった方は、コメントをくださったり投げ銭してくださったり、あるいはその両方をいただければ幸いです。

http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/almosthuman/

オタク、とい

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2014年5月/6月に観た映画

<これは追記型ノートです。追記型とは、これから適宜このノートにテキストが追加されていくというものです。一度このノートを購入していただけば、追加されたテキストもいつでも読むことができます>

罪の手ざわり(一言)

X-MEN:フューチャー&パスト(8枚)

ブルージャスミン(6枚)

ダーク・ブラッド(8枚)

可愛い悪魔 1982年 大林宣彦監督(15枚)

アメイジング・スパイダーマン2(20

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ちゃんとした文章書く余裕がないのでちょっとだけ。いま公開している「ハミングバード」は、ちゃんと見ておかないと今後のステイサム映画について語る資格を持てなくなる傑作です。でもって「ノア約束の舟」は「仮面ライダークウガ」で「シャイニング」、なにいってんのかわかんないと思いますが……

カセット文庫の時代

数年前、Google+の方に投下した文章です。

記録の意味もあるので、一部訂正して、こちらにも載せてみます。

【投げ銭式】に変更させていただきました。全文を無料で読むことができますが、読後に参考になった、面白かったと思っていただけたら、ポチッとしていただくこともできますので、よろしくお願いいたします。

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今となってはわかりにくくなって

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大魔獣激闘 鋼の鬼 についての幾つかの文章

「大魔獣激闘 鋼の鬼」は私が「原案」としてクレジットされた最初のOVAで、ノベライズも書きました。この作品についてははプロットから、最近のDVDのブックレットまで相当な量の文章を書いてきたので、ここにまとめてみました。

最初のプロットを書いたのは1986年、21歳の時で、内容的には相当未熟です。そのため有料とさせていただいて、こっそりと公開させていただく次第です。

最も最近に書いたDVD用の原

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ある「没企画」の墓標

<ファイルの更新記録によれば、主に2000年代の前半、深夜向けのオリジナルテレビアニメの企画を複数進めていた時期がありました。自分の仕事史的には「ヒヲウ戦記」から「十二国記」「ロウラン」などと、いくつかのペンネーム仕事をこなしていた時期です。
本来オリジナルといえど、プロデューサーや監督から何らかのオーダーがあり、そこから何かを考えていくものですが、私の場合まず自分がなにか考えていることがあって、

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金城哲夫についての原稿

古いファイルの中から、掲載する価値のあるものをぼちぼち見つけていこうと思っています。

「ウルトラシリーズ」の脚本家である金城さん、佐々木守さん、上原正三さんなどについては、特撮メディアのライターを卒業しても書かせていただいている、私にとっては多分一生のテーマで、今度発売される実相寺昭雄監督についての本でも、監督そっちのけで脚本について書かせていただいています。

さてこの原稿ですが、どこに掲載さ

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雑誌「宇宙船」の想い出

1986年ごろの雑誌「宇宙船」に書いた原稿です。

当時自分は「仮面ライダー」というジャンル作品について、「スケバン刑事」と比較しながらいろいろと考えていた時期で、その率直な感情が吐露されています。

雑誌に掲載された原稿は、名編集者村山実さんに朱を入れられ、無駄のないものにシェイプアップされていたと思いますが、ここでは残っていたファイルをほぼそのまま掲載します。

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特撮ヒーローものの脚本家になるということ

やや龍頭蛇尾な内容になりますことを、まずお詫びを。

これは三年ほど前に別のSNSで公開した文章ですが、昨日公開したテキストの補完になっていますので、一部訂正してこちらにも掲載しておきます。無課金で最後まで読むことができます。もし気にいったり、参考になったら【投げ銭】システムで、ポチッとしていただけるようにしてありますので、よろしくお願いします。

年配の方ならご存じでしょうが、昔「ザ・テレビジョ

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アブナイ原稿

今から15年近く昔、「AX」というアニメ雑誌がありました。
SONYとアニメと言えば、現在アニプレックスとして大成功をおさめ、傘下にA1ピクチャーズも持ち、覇権(笑)の一翼を担っておられるわけですが、この時期はまだアニメにどう参入していくか腰が定まらなかった時期で、とりあえず情報発信の場として創刊されたのがAX誌でした……と、私は理解しています。
その編集部が、後に出る「機動戦艦ナデシコ」の豪華ボ

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活字化された脚本

脚本は大体印刷されますから活字化されるという言い方もおかしいんですが、ここではスタッフ用に配布された台本とは別に、一般の書籍に掲載されたり、脚本集として出版された私の脚本についてご紹介させていただこうと思います。

アニメの脚本はなかなか読む機会がないと言われますが、実は特定の作家以外はノベライズの方が主流である普通のドラマに比べて、案外出版されている量は多いのではないかと思います。ただし足が速い

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脚本集についての補足

昔、Twitterで脚本集についてあれこれ話し合ったことがあってそのときのやり取りがまとめられていますので、ご案内しておきます。ちょっと情報古くなっちゃいましたけどね(例えば「ガンダム」のBDボックスに第一話の脚本が入ってることなんかは触れられてないし、)。

http://togetter.com/li/156293

http://togetter.com/li/157345