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どこよりも端的に知る「Clubhouse」

Clubhouseって一体何なの?誰が騒いでるの?いろんな疑問あるかと思います。目次だけをみても内容が分かるように、端的にまとめました。

招待制SNS、iPhoneユーザーのみ利用可能

Clubhouse is a new type of network based on voice. When you open the app you can see “rooms” full of people talking—all open so you can hop in and out, exploring different conversations.

Clubhouseは音声だけでつながる新しいSNSです。既に話し合われているルームに参加したり、自身でルームを立ち上げたりして会話を楽しむアプリとなります。

2020年4月にアプリリリース、はじめは5000人

アメリカ本国で提供が始まったのは2020年4月。当初は5000人限定で招待枠が配られ、たった1日で枠が埋まってしまった。
リリース当日に登録したユーザーの中には、たった1人日本人がいた。シリコンバレーで起業し、1対1のビデオ会議サービス「Remotehour(リモートアワー)」を手掛ける山田俊輔さんだ。

2020年12月に米国全土にひろがり、2021年1月下旬に日本で爆発的ひろがりを見せた

意外にも、2020年4月にアプリリリースされて以来、ユーザー追加の動きはゆるやかだった。2020年12月になってようやく著名人の参加で火が付き、日本にも満を持して上陸した様子。

Clubhouseは潜在的、かつ「本物のつながり」を生む

Clubhouseは、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で、オフラインで起業家やスターと会う機会が無くなった人々に支持されるSNSとなりました。彼らはClubhouseを使って以前よりも気軽に起業家やスターと潜在的につながり、情報を得て、自身のビジネス(人生)に活用しています。

Even in normal times, making it in the movie business is tough enough. But for Sade Sellers, a 31-year-old screenwriter from Burbank, California, one of the many problems tied to the pandemic has been the end to casual networking events — coffee meet-ups with executives, conferences and post-work drinks with people in the film industry — that have helped her career grow.
“L.A. is all about lunch,” Sellers said. “And now that we can’t do that, it’s just like, Where am I supposed to get to know people?”

「L.A. is all about linch」ってなんかカッコイイ。やっぱり理由もなく集まる会でビジネスが生まれるんですね。

「モデレーター」「スピーカー」「リスナー」

Clubhouseの仕組みはとてもシンプルです。トークルームを管理する「モデレーター」、モデレーターと共同でトークルームを盛り上げる「スピーカー」、いわゆる聞く専の「リスナー」。これだけ。

誰でも、どんなトークルームにも入れる

Clubhouseの最も画期的な点です。誰でも、どんなトークルームにも入れます。名だたる有名人・著名人が話す部屋にも1タップで入って、会話が聞けます(なんて贅沢)。ただし、約5000人の入出制限があります。サーバーの問題とは思いますが、いずれ解決されるでしょう。

今後「投げ銭」などのマネタイズ機能追加予定

Investing in creators 👨🏽‍🎤 Creators are the lifeblood of Clubhouse, and we want to make sure that all of the amazing people who host conversations for others are getting recognized for their contributions. Over the next few months, we plan to launch our first tests to allow creators to get paid directly—through features like tipping, tickets or subscriptions. We will also be using a portion of the new funding round to roll out a Creator Grant Program to support emerging Clubhouse creators.

Clubhouse(2021年1月24日)は、公式ブログで「今後数ヶ月の間に、最初のテストを開始し、チップやチケット、サブスクリプションなどの機能を通じて、クリエイターが直接支払いを受けられるようにする予定です」と発表しました。Clubhouseを通じて生まれる新たなクリエイターを支援する助成プログラムを計画していると記載があります。

アメリカでは番組化の動き

アメリカでは既に番組化の動きが始まっています。毎週固定でモデレーターが部屋を立ち上げ、何かのテーマについて話したり、ゲスト(有識者)を招いて対談したりするとか。招待制、今話題だから、といった流行から、徐々にClubhouseでしか聞けない「価値」「希少性」へとシフトしている模様。

日本でも高所得層に刺さるSNSとなる可能性大

Amobee Japanのプレスリリースによれば、アメリカのClubhouse利用状況では「35-44歳の年収1,000万円以上がClubhouseの主な関心層」という特徴的なデータが取れているらしい。Amobee Japanは以下のように、今後の拡大予想をまとめている。

Clubhouseのアメリカでのトレンド変化から、今後日本でも音声での生配信を活かしたプロのパフォーマンスの実施(落語や講談、異なるアニメに出演する声優陣の交流など)や起業家のビジョンをリアルタイムで聞く機会がますます増え、Clubhouseならではの新しい体験により注目が集まる可能性がある。また現状日本では幅広い人々に利用されているように感じられるものの、アメリカのメインユーザーの傾向同様、特定のユーザーに強く刺さり続けることでユーザー層は偏ってくることも考えられる。

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