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2020年J1第1節 川崎フロンターレ対サガン鳥栖 レビュー「サッカーのスピードは頭のスピード」

2020年J1第1節 川崎フロンターレ対サガン鳥栖は、0-0の引き分けでした。

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Jリーグと海外サッカーの差

レビューの前にこんな話を。レビューを書くために試合を見直していたら、気になったことがあって、こんなツイートを書きました。

僕はスローインのタイミングで早送りしたり、ゴールキックやコーナーキックのタイミングでDaznの30秒送りボタン(本当は10秒が嬉しい)を押して、試合を観る時間を節約しているのですが、リーガ・エスパニョーラやプレミアリーグの試合を観るようになって、あることに気がつきました。

何に気がついたのかというと、リーガ・エスパニョーラやプレミアリーグだと、ゴールキックやコーナーキックのときに30秒早送りボタン(本当は10秒が嬉しい。真っ先に改善して欲しい)を押すと、もう次のプレーが始まっているのだけど、Jリーグでボタンを押すと、次のプレーが再開していないケースがあることに気がつきました。

頭の休憩時間が長い

なぜこうなるだろうと考えた結果、僕の現時点での結論は「Jリーグはボールデッドで休憩している時間が長い」ことが主な要因ではないかと考えている。ボールデッドの時間で休める時間なんてたかがしれているので、体力がないわけではない。僕は「頭の休憩時間が長い」ことが休憩時間の長さにつながっているのではないか。スペインから帰国して、そう考えるようになりました。

この「頭の休憩時間が長い」問題は、パソコンで例えるとローディングの時間が長いということでもあります。状況を認知し、アクションを選択して、実行する。この時間が長い、ということでもあります。プレー中は大きな差はありませんが、ボールデッドしているときは、選手もホッとしているので、大きな差となって現れているのだと思います。メモリの容量とCPUの差が現れるのが、ボールデッドの時ではないかと思います。

この試合の川崎フロンターレのプレーを観ながら感じたのは、走る、蹴るといったプレーのスピードより、頭の中のスピードが遅いため、サガン鳥栖を攻略しきれなかったのではないか。そんなことを感じました。

具体的に気になったのは、以下の3つのポイントです。

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