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2022年J1第1節 川崎フロンターレ対FC東京 レビュー「サイドバックの視点から読み解く開幕戦」

2022年J1第1節 川崎フロンターレ対FC東京は、1-0で川崎フロンターレが勝ちました。

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試合後に「話にならない出来」と語った山根

この試合が終わった後印象に残ったのは山根のコメントです。

チームとしてはリーグ開幕戦で勝点3取れたことが何よりだが、個人としては話にならない出来だった。コンディション調整や準備の段階からもう一度危機感を持ってやらなければ自分は終わってしまう、それぐらいのパフォーマンスだった。みんなに申し訳ない。チームとしてはよくない時間帯もあったなかで、みんなで失点ゼロで抑えようという声は出ていた。チームとしてやるべきことはできたが、今日は個人にフォーカスしたい。反省しなければいけない。いろいろ感じることが多い試合だった。みんなに迷惑ばかりかけてしまったので、今度は自分がチームを助けられるようにいい準備をしたい。

ゲーム記録・速報より

この試合の山根はお世辞にもいい出来とは言えませんでした。試合開始から3本立て続けにパスミスを連発。ボールコントロールをミスしてボールを奪われる場面もあるだけでなく、ボールを奪いにいって背後を取られる場面もあり、69分にはパスミスからFC東京にシュートチャンスを与えてしまいます。車屋が戻って事なきを得ましたが、クリアした後に谷口が山根に強い口調とアクションで注意を促していました。

ただ山根本人が感じているほど、試合を観戦していた人は山根のパフォーマンスが悪かったようには観えなかったと思います。そんなにミスをしていたと気づく人は少なかったと思いますし、試合展開を左右しそうなミスは69分のミスくらいだったと思います。でも、山根はそれが許せないのだと思います。日本代表に選ばれ続けるには、Jリーグでは出来て当たり前で、その上で違いを作り出す。そんな意識を持って試合や日々のトレーニングに臨んでいるのだと思います。

飲水タイムで修正したFC東京

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