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結果的に純利益が出れば良い。

純粋にそう願うのは商売をしていれば当たり前ですし、誰だって損をしたくて商売している人はいない。それでも経営者は従業員の生活や人生を背負っている事を忘れてはいけないし、辞める時もしっかりと責任を持つのが大切なのだと思う。

衝撃を受けた一年前、友達と今となっては直接会う事もなく、LINEも返事は無いし、電話も出ないのでわからなかったが、Sの日は電話が繋がり話したら追納したはずの雇用保険も支払いをしていないとの事だった。友達だからハローワークに行くのは辞めよう、労基署に行くのは辞めよう、本部に問合せして友達に連絡して発行するように動いてもらうのは辞めよう、そんないろんな友達としての気持ちがあり退職から一か月近く放置してしまった…これは結果的に家族にも迷惑をかけてしまったし不安にさせてしまったので今後はこのような事が無いように気をつけようと戒めになった。

経営者が従業員の生活や人生を背負っているように私も家族の生活や人生を背負っているわけで、それを友達はわかってくれていると勝手に思い込んでいた自分が情けない、悔しい、悲しいと複雑な気持ちがグチャグチャになりモヤモヤした事が懐かしい。とにかく悩んでも何も始まらないし、このまま書類が届く事は無いのだから、何も考えず出来る事をするしかない。それが家族の為になると行動したものだ。

コンビニの仕事は仕入れて人件費をかけて売って廃棄を計算して、いろんな要素が宝箱の中にたくさんおもちゃが詰まっているようなもので私は大好きだったので、とても残念な終わり方になってしまった。友達が苦しい時を支える為に家族の反対を押し切って事務局長補佐の椅子を蹴って飛び込み、私は大変だったけど充実した毎日だったし、友達の負担を減らして純利益を倍以上にできた事も誇らしかった。それも結局、ただの自己満足みたいなもので友達からは日勤は夜勤より楽でレジを打つだけ、検品して品物を並べるだけ、昼ピークもレジをただ打つだけで楽、発注も全てのデイリーを勤務時間内に納める為にどれだけ苦労し一年近くデータを蓄積しベストな発注数に辿り着いた事もただ数字を入れるだけで楽、最終的には辞めたければご自由にどうぞとなり家族に迷惑と不安を与え、私は本当に情けない人間だ…。

商売人として純利益を追い求め、私の事すらもただの駒として良くも悪くもコストカットを友達だからなどと私情を挟まずに実行する行動力はとても好きだった。

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