人生は、なぜ面白いのか。

「人生、山あり谷あり」とは
よく聞く言葉。

大体が苦難などに直面した時に使う
人生の大変さや辛さを表現する言葉だ。

しかし、もし人生に
山も谷もなかったらどうだろうか。

平坦な道を
ただただ歩き続けるような日々、人生。

毎月生活できる以上のお金が入り、
仕事をする必要もない。

そんな生活は一見安定していて
悪くないように思えるかもしれない。

むしろ多くの人が望む理想の日々だ。

考えてみれば、
年金暮らしの方々が似たような状況だろう。

彼らは最高に楽しみながら
ハッピーな生活を送っているだろうか。

最近、親戚のお爺さんは
「何のために生きているのか分からない」と
ボヤいていたのを思い出す。

妻に先立たれて5年。
1人で生活しているが何もすることもなく、
また出来ることも少ないので虚しいと言う。

何もしなくてもは生活できる。
でもそれが幸せかというとそうでもない。

投資や事業売却で大きなお金を得た人も、
数年のリフレッシュ期間はあるかもしれないが
また仕事に勤しんでいる人が圧倒的に多い。

結局のところ、
人生は山や谷があるから面白いのだと思う。

生きていると辛いことや苦しいこと、
逃げたくなることに直面するのが人生。

その困難を克服したり、
達成したり、立ち向かうことで、
喜びや達成感を得ることができる。

そしていくつもの山と谷を乗り越えていると、
もっと大きな山と谷を
乗り越えられるようになる。

もっと大きな喜びや達成感を得られて、
人生は豊かになってゆく。

こんなことを思ったのは
昨日読んだ記事が印象的だったからだ。

明石家さんまさんは自身の資産を
お子さんに残さないという記事だった。

明日どうなるか分からない状況。
今思うと、それが面白かった、と。

お金をあげると、
その権利を奪うことになるから
渡さないそうだ。

なんとも本質を突いた考え方。

人生、山あり谷あり。
そこにこそ、醍醐味があるのかもしれない。

〜バックナンバー〜

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#1億円日記 Vol.114