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5月11、12日の双葉、大熊、富岡取材を終えて-1 『放射性物質は移動し、再汚染する』
2022年10月に六国の帰還困難区域を歩いてもいいことになり、僕が初めて双葉町の高万迫交差点から大熊町の東大和久交差点まで歩いたのは2023年1月。
そのときに感じたのは、空間線量は平均的に高いものの、歩いてもいいというだけあって、中央台交差点など特に高い場所を除けば、概ね3.8μSv/h以下に収まっているという印象だった。最低限の除染はされている、と。
それから今まで4回六国の帰還困難区域を歩いているが、4.0μSv/h以上のホットスポットが増えている印象がある。あくまでもこれは印象に過ぎないのだが、通過車両に付着して放射性物質が移動し、様々な要件が重なって集約され、ホットスポットになっているのではないか。
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2021年2月13日に震度6の地震があってから、当時、まだ解体されずに残っていたまどか保育園敷地内の空間線量が、最大約4.5μSv/hから、8.0μSv/h以上に跳ね上がったことがあった。そのときに「放射性物質は移動し、再汚染する」ということを体感したのだが、六国でも同じことが起きているような気がする。
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