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「高齢者の定義に関わらず『年金の支給開始年齢の引上げ』を行うことは考えていない」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年5月29日(水)第1232号*****

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「高齢者の定義に関わらず『年金の支給開始年齢の引上げ』を行うことは考えていない」
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 先週木曜(5月23日)に開かれた「経済財政諮問会議」で、民間の委員が「高齢者の健康寿命が延びる中で、高齢者の定義を5歳延ばす(=70歳以上に引き上げる)ことを検討すべき」と提言したが=昨日付け弊紙で既報=この意見が様々な波紋を呼んでいる。

 具体的には「今後、介護保険や年金制度にも影響があるのではないか?」との懸念が指摘されており、この点に対し武見敬三厚生労働大臣は「高齢者の定義にかかわらず、年金の支給開始年齢の引上げを行うことは考えていない」

 「介護保険の、第1号被保険者の対象年齢の引き上げなど、直ちにその範囲を見直すことは考えていない」等と明言した。一方で岸田文雄首相は「リ・スキリングの強化に向けた必要な方策を『骨太方針』に盛り込んでまいる所存だ」との方針を示している。

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