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紅麹サプリ問題「死亡に関する遺族からの相談が170事例あり、76事例で調査を継続…」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年7月1日(月)第1255号*****

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紅麹サプリ問題「死亡に関する遺族からの相談が170事例あり、76事例で調査を継続…」
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 いわゆる「紅麹(べにこうじ)サプリ」問題で、武見敬三厚生労働大臣は先週金曜(6月28日)午後、緊急に記者会見し、小林製薬から「死亡に関する遺族からの相談が170事例あり、76事例で調査を継続中」との報告があったことを明らかにした=図・小林製薬HPより。赤色の下線は、弊紙による加工

 この問題で小林製薬は、今年3月29日までに「死亡事例は5」と公表していたが、さらに「76事例が現時点で、死亡した原因として『紅麹の影響があった』疑いがある」事態に至った。

 会見で武見大臣は、これらの点について小林製薬からの報告が遅れたこと等に対して「極めて遺憾」と述べ、今後の調査等について「もう小林製薬だけに任せておくわけにはいかない。厚生労働省が直接、詳細に指示を出し、進捗管理を行う」等と強調した。

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