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高齢者施設のマスク着用・加藤大臣「着用が効果的な場面を、周知する方向で検討…」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年2月3日(金)第917号*****

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高齢者施設のマスク着用・加藤大臣「着用が効果的な場面を、周知する方向で検討…」
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 政府は、新型コロナの感染症法上の「類型見直し」を進めているが、それに伴う現在のコロナの「感染防止対策の見直し」で、今後の「マスクの着用の在り方」が大きな話題となっている。

 特に、これから迎える学校の卒業式等での着用について、永岡桂子・文部科学大臣が国会で、当初は「家庭の判断」との趣旨の答弁をしたが、その後「まだ、何も決まっていない」と会見を開いて釈明する等、混乱が生じている。

 加藤勝信・厚生労働大臣は1月20日の記者会見で、高齢者施設や、身近に高齢者がいる場合でのマスク着用について「今のルール(=『原則着けていなくても構いが、施設内等では、原則着けて下さいということ』)の変更ではない」等と指摘している。

 さらに加藤大臣は、1月31日の定例会見=写真は昨年12月23日の会見の様子。厚労省HPより=で記者から、あらためて高齢者施設等での「マスク着用の在り方」を問われ、今後は「原則は個人の判断」であり「専門家の指摘等を踏まえ、早期に対応する」と前置きした上で「着用が効果的な場面を周知する方向で検討する」等と回答した。

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