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財政審「地域別単価の導入」・日本医師会「極めて筋の悪い提案、断じて受け入れられない」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年4月18日(木)第1208号*****

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財政審「地域別単価の導入」・日本医師会「極めて筋の悪い提案、断じて受け入れられない」
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 財務省は一昨日(4月16日)開催した財政制度等審議会・財政制度分科会(以下「財政審」)で「現状のままでは、大都市において医師や診療所数が過剰となり、地方はそれらが過少となる傾向が続く」と指摘した=昨日付け弊紙で既報

 その対策として財政審は「地域別の診療報酬を活用して、インセンティブ措置を実施することが考えられる」等との方向性を示した。これに対し、日本医師会の松本吉郎会長は昨日(4月17日)の記者会見=写真・日本医師会HPより=で「極めて筋の悪い提案で、断じて受け入れられない」と強く反発した。

 松本会長は「診療報酬は、被保険者間の公平を期す観点から、全国一律の点数が公定価格として設定されている」「わが国の人口分布の偏りに起因するものを、あたかも医療で調整させるような、極めて筋の悪い提案だ」等と批判した。

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