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ハイウェイモード。

土曜日から三日休んで、今日から出勤。また目まぐるしく働いている。

休みの日から仕事に戻ると、頭も体も高速で回転している自分に気づく。
次から次へと用事をこなし、17時の終業を迎える頃にはタスクリストの多くが過ぎ去って消えている。

この感じ、なにかに似ているなと思ったら、昨日乗っていた高速道路の運転だった。

教習所以来はじめて運転したのだけれど、高速道路は(高速に限らず、自動車というものが僕にとってはそうなのだけれど)速度に体がついていかない。アクセルを踏む足だけがグーンと先に進む感じで、意識も身体も置いていかれる。それに抗うように必死でハンドルを握って、車体の向きだけでもコントロールしようとする。

いま、僕の人生にも似たことが起きている。
足元だけがグーンと進んでしまって、意識と身体が追いつかない。なんとか向きだけは整えて、スレスレのところを通って猛スピードで走り去っているような、ヒヤヒヤする感じがいつもある。

「流れ」というものがあるのだとしたら、僕はいま怒涛の流れの中にいるのだろう。それは、僕自身の意志や実力をはるかに超えて展開している。

何度も書いていることだけれど、土地を変えるだけでこんなにも強烈に人生が変わってしまうことがあるとは驚きだ。そして、人生が好転するとき、あまりに急だと人はビックリして抵抗してしまうと気づいた新月でもあった。

「流れ」がどこに行こうとしているのかは分からない。
けれど、逆らうこともできないし、悪いほうに向いている感じもしないから、このまま乗っていこうと思う。

というか、乗っていくしかないのだけれど。

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