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あしたの小窓から。

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小窓のむこうに、ちいさな「あした」が見える。 ここでは音楽、教育、投資、霊性などについて、考えたり感じたりしたことをつれづれに綴っています。
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2018年8月の記事一覧

「いることのすべて」の根っこにあるもの。

「いることのすべて」の根っこにあるもの。

9月2日(日)に開催するイベント「いることのすべて」の言い出しっぺは、ぼくだ。

"お〜にゃ〜"こと近藤陽子さんが「居るだけ活動」というのをしていると知り、どんな活動か聞いてみたいと思ったのがきっかけ。

お〜にゃ〜さんはきれいな女性だし、イベントページも猫の写真だし、なんとなく「いい感じ」なのだけれど、根っこにあるぼくの動機はわりと根暗だ。

「アンタが生きてさえいればいい」

子どもに対して、

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若人よ、いま。

若人よ、いま。

決勝が終わったのは、ずいぶん前のことなのに、いまだにネットニュースの中に甲子園の話題を探している。

もっとも、いまは芸能ニュースみたいになってしまっていて、あのリアルタイムの興奮とは違う。でも「そういうことじゃないよなぁ」と思うぼくのような人たちが、このフィーバーをつくっているのかもしれない。

で、今日話したいのは、そういう話ではなく、ついでに言うと、勤め先の児童館に大きなスクリーンを出して、

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雲は湧き、光あふれて

雲は湧き、光あふれて

引っ越し後に落ち着かなくて「熱闘甲子園」をずっと観ているうちに、選手や高校に感情移入して「甲子園に行きたい!」という思いが、どんどん募っていった。

でも、今年は大人気で、連日超満員になっていると聞く。
交通費もかかるし、入れなかったら意味ないしと躊躇していたのだけれど、今朝、よし!と気合いを入れて、JRに乗った。

名古屋から大垣と米原で電車を乗り継いで、約4時間。
梅田から阪神電車に乗って

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ある夏の日のスケッチ

ある夏の日のスケッチ

叔父の葬儀に参列した。
とても暑い日だった。

叔父は三兄弟の末っ子で、コミュニケーションに難があった。
いまで言う発達障害だったのかもしれないが、わが家では「変わり者」として遠ざけられていた。

だから、ぼくと叔父との関わりは、ほとんどない。
唯一覚えているのは小学生の頃、誕生日に「日本語大辞典」という分厚い辞書をもらったこと。当時ゲームにハマっていたぼくは「なんでこんなもんをプレゼントするんだ

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