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基軸通貨・米ドルの衰退 〜2026年のCBDC発行から〜

第二次世界大戦後に、英国ポンドの衰退により、米国が唯一の基軸通貨となった。

英国基軸通貨としての衰退は、大戦中の戦費支出から、戦後は金・ドル準備を大幅に超える巨額の対外債務を抱え、基軸通貨の重要な要素である他通貨との交換性をも停止するなどによる。

英国ポンド衰退の後、基軸通貨を発行している米国が、世界1の対外純債務国です。

米ドルが、基軸通貨とされているため、世界の銀行はドル債権を買っているのです。

海外は、輸入のために支払いが必要なドルを「外貨準備」にするためもあって、米ドル、米国株、米国債を買っているのです。

外貨準備とは:通貨当局が為替介入に使用する資金であるほか、通貨危機等により、他国に対して外貨建て債務の返済が困難になった場合等に使用する準備資産です。(日銀資料より↓)

日本の外貨準備高は、1,226,332百万ドル(約200兆円)です↑。

財務省(外国為替資金特別会計)と日本銀行が外貨準備を保有しています。

基軸通貨米ドルは、日本円から人民元を買うときも、円→ドル→人民元となって、通貨交換の媒介マネーになっています。

世界の主要銀行が、SWIFT(BISの国際送金網)に加盟し、外貨交換を行っているからです。

BIS(Bank for International Settlements、国際決済銀行)とは:1930年に設立された中央銀行をメンバーとする組織で、スイスのバーゼルに本部があります。ドイツの第1次大戦賠償支払に関する事務を取り扱っていたことが行名の由来ですが、それ以外にも、当初から、中央銀行間の協力促進のための場を提供しているほか、中央銀行からの預金の受入れ等の銀行業務も行っています。BISには、2022年(令和4年)6月末時点で、わが国を含め63か国・地域の中央銀行が加盟しています。日本銀行は、1994年(平成6年)9月以降、理事会のメンバーとなっています。(日銀資料より)

円のユーロ交換では、直接の売買も多い。

その他は、通貨交換ではドルが媒介しています。

2026年から、ドル、ユーロ、円が、ほぼ同時にCBDC(中央銀行のデジタル通貨)になると、直接の外貨交換になるでしょう。

米ドルの基軸通貨の役割は、順次終わっていきます。

CBDCになると、世界からの、外貨準備としてのドル需要(15兆ドル・2025兆円)は減っていく。

世界の中央銀行からのドル売りとなり、米ドルは下落します。

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