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EV車推進による”環境破壊”と”生活苦” 〜ノルウエーの事例〜

ノルウェーのEV車推進の大失敗。

2022年新車販売は80%がEV車です。

その訳は、優遇措置で税金で補填してくれるからです。

別の例えですが、米国のテスラの利益は、政府の補助金が一台100万円で捻出できているだけで、実態は高級車を売っている利益のない企業です。

それでもテスラは、世界一の株価ですから、環境利権は恐るべしです・・・。

ノルウェーも同じ、ガソリン車に比べて車両も高く、膨大な税金も必要な仕組みです。

電気自動車は、冬は寒い。

ノルウェーは亜寒帯湿潤気候に属し、非常に日照時間の短い長く寒さの厳しい冬の到来があります。

ガソリン車なら、効率よくエンジンの熱を活用出来た。

電気自動車は、わざわざ車が”熱”と”CO2”を作らなくてはいけない。

ノルウエーの年間CO2排出量は、78万トンで多い。

北海の石油の生産で経済の30%を支えています。

かってのサーモンなどの漁業のイメージとは違い、現在はCO2排出国なのです。

海外ではCO2を排出させ儲けて、国内では電気自動車推進です。

ガソリン車は、付加価値税と取得税を高くしています。

運送業も海運業も電動化を進めました。

工事現場もジーゼルから電動化です。

EV自動車の電力は、水力発電が99%。

水力発電が主な電力源である地理的理由は、人口が540万人、国土面積は約38.5万km2で、日本よりわずかに広いからです。

水力発電は、川の流れを止める事ですから環境を壊します。

”自然界の動植物”というのは、太陽のエネルギーや水のエネルギーや風のエネルギーで生活しています。

ここでは詳細に述べませんが、水力発電は、ダムによる水のエネルギー略奪により生態系を破壊しています。

日本の面積と同等で、わずか(日本比の)5%の人口しか住んでないから、水力発電を活用しても、大きく自然環境が破壊してないのです。

日本では、到底水力発電は不可能であり、豊かな自然環境を壊してしまいます。

冬の水不足の時期には水力発電が不足し、不足分は近隣諸国(火力発電)から購入しています。

自国の(輸出している)石油で火力発電すれば良いいと考えますが、その火力発電設備がない。

EVはオスロで空気を汚染することも分かっています。

エンジン車に比べ車の重量が大きく、アスファルトの摩耗により基準越えの粉塵が大量に出るために社会問題化しています。

狭い国土の日本ならば、現在の耐用年数の短縮によるアスファルト工事・改修が必要となり、エネルギーとCO2を大量に使うことになるでしょう。

充電スポットは、充実しており人口比世界一でとても便利です。

しかし、540万人の人口でさえも、休暇の期間には長時間充電のための充電スポット大渋滞問題が起こっています。

日本の人口1億2,000万人では、空気環境面でも便利さの面でもEV車を活用出来るとは思えません。

ウクライナ戦争などの影響で、1世帯の電気代が月間12万円にもなる状況です。

オスロでは電気1キロ当たり1ユーロ超え、満タン充電100ユーロ(1万6,000円)かかる。

これも、自国の安い石油を活用すれば社会問題とならないのです。

唯一、ノルウエーのEV化で”役に立った”のは、国家規模で、EVの課題や問題が明らかになったことでしょう。

ドイツも自然エネルギーに大きくシフトして国民の生活が、(他の欧州国に比べて)極端に苦しくなっています。

ノルウエーの事例から分かるように、何ひとつ環境問題も経済問題も便利さの問題も解決出来ないEV推進ですが、唯一大衆にとって有難いことは運転中に静かだということぐらいでしょうか・・・。

注:さらにEV車は、爆発やバッテリー廃棄問題なども多数報告されています。今後、EV車が広く活用されるには、”固定電池”の開発と普及が必須条件でしょう。

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