釈尊が教えてくれる、より厳しい時代の”生き方” 〜2023年の締めくくり〜
来年2024年、世界は、政治も経済も、企業も個人も歴史的な大転換期を迎えると予想されます。
そうした時代に、2647年前から語り継がれる、ブッダの”教え”から学ぶことは多い。
ブッダは経典や教義をというものを残していません、全て弟子達により伝承されてきたのです。
年末最後の日、釈尊が説いた雑阿含経にある「盲亀浮木」(もうきふぼく)のお話をします。
心がス~と軽くなるお話です。
以下、引用です。
『釈尊が「盲亀浮木」の話でアーナンダに説いたのは人間として生まれることは、有り得ないような奇跡なんだということです。
釈尊は「たとえば、大海の底に一匹の盲亀がいて、百年に一度、海上に浮かび上がるとしよう。その海には、一本の浮木が流れていて、浮木の真ん中に、一つの穴がある。
盲亀が百年に一度浮かび上がった際に、その浮木の穴へ、ちょうど、頭を突っ込むことがあるだろうか」と尋ねられた。
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アーナンダが、「そんなことは、毛頭、考えられません」と答えると釈尊は、誰でも、そんなことはありえないと思うだろう。
だが、何億兆年よりも永い間には絶対にないとは、誰も言い切れないであろう。 人間に生まれるということは、この例えよりもありえない有り難いことなのだよ」と言われたそうです。
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あなたの人間として与えられた命は無数の先祖の出会いによって生まれた尊い奇跡の命です。このあなたの尊い命にも限りがあり、人生はとても短いのです。
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だからこそ、後ろ向きなになって停滞してる時間はないのです。この短い限られた人生の時間を無駄にせず、尊い命に感謝して前向きに精一杯強く生きて、幸せにならなければなりません。』 (以上)
この釈尊のお話を、私がまだ未熟だった若い頃の、とても辛く苦しい時期に聞き、感動し心に染みた覚えがあります。
精一杯に生きるというのは、「尊い命に感謝する」ことから始まります。
先日驚くべき話(ネット上に)がありました。
ある夫婦への「子供を何故産まないのか?」の問いに、「コスパが悪いから」と答えたのです。
こうした夫婦に、釈尊ならばどう答えるのでしょうか・・・。
社会は、子供がいるから持続可能であり、子供によって支えられて行きます。
子供は、”社会の宝”であり”尊い奇跡の命”です。
新しい命よりも尊いものが、この世にあるのでしょうか。
私には、この夫婦の考えは、永遠に理解出来ないでしょう。
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
よい年をお迎えくださいますよう、心からお祈り申し上げます。
来年もよろしくお願い致します。
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