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ドルペッグ制 〜米国の金融支配の仕組み〜

ドルペッグ制とは。

中国では、1994年の鄧小平時代に導入されました。

自国の通貨レートをドルに連動させる固定相場制度のこと。 ドルに対しての為替レートは安定し、貿易や投資を円滑に行うことが出来る。 米国に対する輸出比率の高い中東の産油国、経済基盤の弱い国が多く採用する。

ドルペッグ制とは

1994年に、中国の金融制度の近代化のために、鄧小平からの招聘された、米銀のゴールドマンサックスが中国にドルペッグ制の導入を行なったのです。

中国以外では、エルサルバドル・コロン、パナマ・バルボア(硬貨のみ)、中東産油国(クウェートは2007年5月に撤退)、バミューダ・ドルなど。

米国によるドル基軸体制の維持のために戦略的に考えられた金融システムです。

現在の人民元は、自国通貨の増加発行の際に、貿易を黒字にしてドルを買っています。

米国の視点では、経常収支の赤字で、海外に流出したドルを、米国の銀行に還流させる役割を担っています。

米国が対中国の経常収支の赤字を増大し続けても、ドルが下落しない理由です。

米国は、1960年代から「生産」する経済は急速に衰退しています。

中国依存が進んだとも言えます。

特に、米国でのインターネットでのIT革命により、一層生産経済の衰退は進みました。

しかし、ドル基軸と金融の支配の点で、(ドルペッグ制に見られるように)大きく米国経済を牽引してきたのです。

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