”坐禅”と”瞑想”の効果と効能 〜「心が軽くなる」とは〜
坐禅と瞑想について。
私は坐禅を「坐禅道場」で行います。
よく坐禅というと、「どこのお寺ですか?」と問われますが、坐禅は宗教とは直接に関係ありません。
坐禅の歴史は、現存する宗教の歴史(2,000年)よりもはるかに古いのです。
インドが発祥の地であり、日本に何千年の時を経て伝わってきたものです。
座禅をしながら「公案」と呼ばれる禅問答に取り組む臨済宗系の座禅と「頭を空っぽにする」曹洞宗系の座禅の2種類があります。
坐禅は半眼で、基本的に目を閉じません。
目を閉じないほうが意識を集中出来るのです。
ちなみに、お寺の”お釈迦さま”は半眼です。
背筋を正し顔を正面に向け、視線だけを下げ、1m先を見る様にします。
そして”動く”ことはできません。
半蓮華座、蓮華座で座る形をしっかり守り整える。
足の組み方、手の組み方までしっかりした型がある。
”数息”を繰り返します。
坐禅は瞑想法のひとつなのです。
瞑想は、ヨガなどのポーズでも分かるように形にとらわれません。
ミャンマーに行くと国が運営する「メディテーションセンター」が沢山あります。
メディテーションとは”瞑想”という意味です。
何度もミャンマーには訪問したことあるのですが、座って行うやり方と歩きながらのやり方があります。
ミャンマーのメディテーションセンターは、宗教的な精神の統一を実現するための修行なので、日本語で言うと「坐禅」に近いものです。
メディテーションセンターの中に、お釈迦さまの像が置かれており宗教的な講和も行われます。
ミャンマーは80%が仏教徒です。
小中学生からメディテーションセンターを体験して、仏教や瞑想に親しんでいます。
つまり、海外では坐禅と瞑想を明確に区別することはないようです。
つまり、瞑想と坐禅に共通することは「心が軽くなる」です。
科学的には脳波がアルファ波に変わる状態です。
同時に、脳内にエンドルフィンというホルモンが分泌されます。
この脳内ホルモンは、副交感神経を刺激しストレスを低減・解消する働きがあります。
だから、リラックス出来て「心が軽くなる」のです。
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