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【朗読後記】思い出がショートショートになった話

今回の朗読は深川岳志さんの『歩道橋』です。私は毎日のようにclubhouseの深川さんのroomにお邪魔します。このお話は、そこでの雑談の中から生まれたものです。こちらがその時の深川さんの記事です。

私が話した歩道橋にまつわる思い出話が2つ、このショートショートに含まれています。それについて今回はお話しします。

歩道橋の思い出 その1

中学校の通学路にある歩道橋でのことです。幹線道路を渡るために、学校の近くに歩道橋があります。毎朝私がそこを通る時間帯に、歩道橋で待ち合わせをする高校生のカップルがいました。二人は自転車でした。
そこは中学校の通学路です。その二人を見ていたのは私だけではありません。好奇心の塊のお年頃ですから、そのカップルは有名でした。
「女の子はかわいいけど、男はイマイチ」
待ち合わせていないと「喧嘩したんじゃない?」といわれることもありました。大きなお世話ですね。
トップ画像はその歩道橋です。このスロープの下が二人の待ち合わせ場所でした。今はお二人はどうしているのでしょうか。この「歩道橋」のようになっていたらミラクルですね。

歩道橋の思い出 その2

JR駅(当時は国鉄)の近くに線路を横断するための大きな歩道橋がありました。その名が「ちょんちょん橋」。なぜそんな名前だったのかは不明。長い歩道橋だったのでちょんちょんで渡り切れるものではなかったのですけどね。トンネルができたので今はありませんが、当時そこは開かずの踏切でした。踏切が開くのを待つ方がいいのか、長い歩道橋を渡った方が早いのか賭けになることもしばしば。
今思えば、鉄道の施設を職員が行き来するのにも使う歩道橋だったのでしょう。その歩道橋は結構クネクネしていて、駅の裏手に行けるような階段が途中にいくつもありました。
当時の写真があれば面白かったのですが、残念ながらインターネット上では見つかりませんでした。

自分でも記憶の彼方にあったようななんでもない話です。他の方の話も加わりこんな素敵な話に生まれ変わりました。私はほとんど物書きが得意ではないのですが、創作の種はどこにでも転がっているものなのだなあと改めて思った次第です。

原作はこちらです。

短いお話ですが、過去、現在、未来と主人公の気持ちが変化があり、楽しく読ませていただきました。
よかったら聞いてください。(約3分)

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