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#マイクロノベル
こんな夢を見た 第三十六夜
こんな夢を見た。藤原紀香と歩いている。突然雪道になった。目の前にふたつ雪が山になっている。彼女は左側に、私は右の山を登る。すると左側がズブズブと沈んでいった。慌ててこちらの山に飛び移り助かるが白いズボンは泥だらけだ。私たちは向こうに見えるファッションセンターしまむらを目指した。
こんな夢を見た 第三十五夜
こんな夢を見た。朝、窓の外を見ると、山田孝之が共演者と共に撮影に向かうところらしい。緑色のジャージ姿で坊主頭だ。ああ、あの漫画の実写を撮るんだな。私は窓を開ける。「おはようございます。撮影頑張ってください!」すると、「さようなら」と笑顔で返してきた。え?いきなりさようならかよ!
こんな夢を見た 第三十四夜
こんな夢を見た。友人の結婚パーティでイタリアンレストランに来ているが、他にいるのは竹田さん夫妻のみ。変だなと少し離れたところにあるレストランに向かうと、そこで開かれていた。直前になって会場が変更したのに知らせてくれなかったようだ。しかもキャンセル料の請求が私に来た。ふざけるな!
こんな夢を見た 第三十三夜
こんな夢を見た。自分の部屋に人が集まっている。私は引き出しにある小箱を取り出した。中には親指の先程度の薄茶色の石のかけらが二十個程ある。これらはダイヤモンドの原石で、断面の煌めきの違いがプロならわかる。でももし気づかれたら……。私はみんなを部屋から追い出し隠す場所を探し始めた。
こんな夢を見た 第三十一夜
こんな夢を見た。夫とスーパーにいる。食品売り場の隣に新しい店ができた。お買い得の雑貨が並ぶ。奥へ行くとものすごく広くなっている。壁伝いに靴屋が並ぶがそれだけで、店内はガラ空きだ。見渡すと反対側は外になっており、薄く靄のかかる灰色の山が見えた。すると、そこへミサイルが2個落ちた。
こんな夢を見た 第二十八夜
こんな夢を見た。お客さんが自家用車で迎えにきた。お金持ちだから高級車で全自動走行だ。くねくねして人の往来もある細い通りなのにかなりスピードを出している。不安になりお客さんを見ると、よそ見をして電話で話をしているではないか。通りすがりのバス停にカーラーを一つつけたイノッチがいた。
こんな夢を見た 第二十七夜
こんな夢を見た。私はマンションの通路を小走りで行く。ある部屋の前にある段ボール箱が通行の邪魔になっている。玄関の黒いドアが開き、部屋主の佐藤健が顔を出し「これありがとうございます!」と言った。私は笑顔で返事をし先を急ぐ。あの箱は私からの誕生日プレゼントで味噌の詰め合わせなのだ。
こんな夢を見た 第二十五夜
こんな夢を見た。私は渋谷に行こうと地下鉄に乗っていた。このカーブを過ぎた先に駅がある。降りて外に出るとそこは新宿だった。行きたい店はここにもあったはず。人並みを避けながら歩いていくと黒いビルがあった。1階にある薄暗い店に入る。オレンジ色の照明が虚な表情の店員の顔を照らしていた。
画像:お絵描きばりぐっどくん
こんな夢を見た 第二十四夜
こんな夢を見た。歯の詰め物が立て続けに4箇所取れてしまい歯科医院にいる。口を開けると下の犬歯がやたらに細く長く伸びていた。
ユニットに座り背もたれが倒れる。初めに健康チェックをするという。椅子がゆりかごのように程よく揺れる。歯科衛生士にハンカチを差し出され鼻をかんでと言われた。
(画像:お絵描きばりぐっどくん)