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腸が元気で脳も元気。腸脳相関


腸の健康がもたらす驚きの効果

腸の健康は、私たちの体にとってとても重要です。腸は、免疫力や脳の働きにも影響を与えることが解ってきました。腸の健康を保つためには、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。この記事では、腸の健康に関する最新の情報を紹介します。


腸内細菌のバランスが免疫力に関係する

腸には、約100兆個もの細菌が住んでいます。特に大腸の壁面にへばりついています。これらの細菌は、善玉菌と悪玉菌に分けられます。善玉菌は、私たちの体に有益な働きをします。例えば、消化や栄養の吸収を助けたり、免疫細胞を活性化させたりします。一方、悪玉菌は、私たちの体に有害な働きをします。例えば、炎症や感染を引き起こしたり、毒素を作り出したりします。
腸内細菌のバランスが崩れると、免疫力が低下します。免疫力が低下すると、風邪やアレルギーなどの病気にかかりやすくなります。腸内細菌のバランスを整えるには、どのようなことが有効でしょうか。一つの方法は、乳酸菌を摂取することです。乳酸菌は、善玉菌の一種で、腸内環境を改善する効果があります。乳酸菌は、ヨーグルトや発酵食品などに含まれています。ヨーグルトは、花粉症にも効果があると言われています。スーパーには、さまざまな種類のヨーグルトが並んでいますが、乳酸菌の種類や量にも注意して選ぶと良いでしょう。

腸内細菌のバランスが脳の働きに関係する

腸内細菌のバランスが免疫力に影響するだけでなく、脳の働きにも影響することが分かってきました。腸と脳は、神経やホルモンなどを通じて密接につながっています。これを腸脳相関と呼びます。腸脳相関により、腸の状態が脳の状態に、脳の状態が腸の状態に互いに影響を与えあっています。

脳の掃除グリンパテックシステム

したがって、腸内細菌のバランスが悪くなると、脳にも悪影響を及ぼします。例えば、悪玉菌が多くなると、その毒素が脳に達し、脳の掃除機能を弱めることがあります。脳の掃除機能とは、グリンパテックシステムと呼ばれるもので、脳のグリア細胞が膨れて太くなったり細くなったりすることで、リンパ液を流し、不用品のごみを掃除するシステムです。これは特に夜眠っているときに働きます。グリンパテックシステムが弱まると、脳にアミロイドβというたんぱく質がたまりやすくなります。アミロイドβは、アルツハイマー病の原因の一つとされています。つまり、腸内細菌のバランスを整えることは、アルツハイマー病の予防にもなるのです。

腸は脳が進化したもの

腸は発生的には脳ができる前にできていて、腸の一部が脳や神経に変化したと考えられています。ですから、腸は脳に関係ないどころか密接に関係しているともいえるのです。腸に元気が無くなると脳にも影響を与え、上手く働かなくなるのです。逆に、脳の信号を腸は感じて、調子よく働くこともあります。腸は、このように脳に支配されているだけでなく、情報を伝達するある程度独立性を持った器官になっています。

腸の健康を保つためには

腸の健康は、免疫だけでなく脳の健康にも関係することが分かりました。では、腸の健康を保つためには、どのようなことを心がけるべきでしょうか。以下のように栄養、運動、休養が有効です。

  • 食事に気をつける。腸内細菌のバランスを整えるためには、乳酸菌や納豆菌、食物繊維などを含む食品を摂取することが大切です。また、添加物や油っこいもの、甘いものなどは、悪玉菌の増殖を促すので、摂りすぎに注意を払うことが望まれます。

  • 運動をする。運動は、腸の動きを促し、便秘や下痢などの腸のトラブルを予防します。また、運動は、ストレスを解消し、脳の働きを良くする効果もあります。運動は、軽いウォーキングやストレッチなどでも構いません。毎日続けることが大切です。

  • 休養をとる。休養は、腸の働きを整えるためにも必要です。睡眠不足や疲労は、腸内細菌のバランスを崩したり、腸の動きを悪くしたりします。また、休養は、脳の疲れを回復し、記憶や学習などの機能を高める効果もあります。睡眠は最も効果的な休養です。毎日6時間以上は確保することが望ましいです。睡眠は先のぐりんぱテックスシステムがよく働くためにも重要です。睡眠をおろそかに位する方もおられますが睡眠は非常に大切です。趣味もこの休養に加えてもよいでしょう。趣味に没頭することでほかの悩みをさすれストレスの軽減になります。

「アンチエイジングトレーニング」という言葉がありますが、これは、若さを保つためのトレーニングです。これを続けることで、心身ともに3割若くなることを目指します。それは、生活習慣病の予防でもあるのです。運動、栄養、休養が大切です。日々の努力があなたの若さを保ちます。アンチエイジングトレーニングの効果は上記のように食べ物による健康向上にもなるのです。

AI時代を迎えて 脳の鍛え方|梅村健治 (note.com)

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