お取り寄せで体験、紡ぎ出されたスパイスに思わずはにかむキャロットケーキ
今日の記録は、初めてのお取り寄せ。
提供されるているのは、Qué BONITAさん。
スパイスコーディネーターマスターの資格を持つエレナさんがスパイス香る大人の焼き菓子を販売されています。
取り寄せたケーキは
“<定番> スパイス香にモジモジしちゃうキャロットケイク”
です。
「モジモジ」…?
さぁ、魅惑のキャロットケーキを紐解いていきましょう。
箱を開けると、つぶつぶした魅力的なフロスティングが顔を覗かせていました。
思っていたよりも小ぶりで、長さは14センチほど。
冷凍された状態で届くので、5時間ほど前から冷蔵庫に移し解凍しました。
封を開けた瞬間、スパイスとハーブの香りがふーんわり。
キャロットケーキ史上経験のない香りに、既にワクワクが止まりません…!
この綺麗に成型されたケーキにナイフを通すのはなかなか勇気が入りました。
どの厚さが美味しく食べられるだろうと迷いましたが、6等分に。
ナイフを通すと、ズッ、と生地の密度を感じる、程よい固さ。
生地が崩れることなく綺麗にカットできました。
梱包、ビジュアルの全容、香り、入刀・・。
お取り寄せは、口に運ぶまでもお楽しみ要素がたっぷりです。
ここまで様々な要素を楽しませていただき、ようやく、待ちに待った一口。
生地はみちっ、しっとり。
まだ少しひんやりとしていて、解凍加減によって食感はさらに変化しそう。
わぁぁ・・!
なんと爽やかな風・・・!
口に含んだ瞬間、ハーブとスパイスの清涼感がぶわっと広がります。
この複雑な味の正体を知りたくて、説明書きを熟読してしまいます。
こんなにも多種多様なスパイスとハーブが入ったケーキは初めてです。
五香粉(ウーシャンフェン、と読むらしいです)ってなんだろう?と調べたところ、インドでいうガラムマサラのような、調合されたスパイスのようです。
一般的にはスターアニス、山椒、花椒、シナモン、クローブ、フェンネルの種などがよく用いられ、中国やインドシナ地域で使われるとのこと。
初耳のスパイスでしたが、中華料理を口にする際に体験しているのかもしれません。
ズラッと整列するスパイスたち。
字面だけ目にすると、スパイス感はかなり強烈なのでは?と想像力を掻き立てるかもしれませんが、何かひとつの存在を確かめるのは難しいほど、ひとつの個性が紡ぎ出されているのです。
苦みや重みというよりは、全体的に軽くて爽やかなスパイスがたっぷりな印象。
本当に、絶妙なスパイス使い。
さすがスパイスコーディネーターマスターさんの生み出すケーキというべきでしょうか、高度な調合に感動です。
生地の甘さはとってもほどよく、各種フルーツが担当してくれています。
スパイスリキュール漬ドライレーズン、オレンジピール、アプリコット、とあります。
不思議だ…。
オレンジピールが入っていると、柑橘の主張が全面に出て「オレンジのケーキ」になりがちなのに、スパイスたちのおかげなのか、その存在を感じさせない。
むしろ「オレンジ、どこ?どこ?」とその存在を探したくなってしまうほど、
しとやかに奥ゆかしく、生地とスパイスと一体になっています。
レーズンひとつとっても、スパイスリキュール漬にされるこだわり。噛むとレーズンの甘みと共に、ほのかにスパイスがじゅわー。
シャリシャリしたりプチプチしたり、場所によって様々な食感と、スパイスとフルーツ由来の甘さが感じられます。
しっかりかためのなめらかなフロスティングは「カルダモンクリーム」とのこと。
上品な酸味の中からむんむんと香るカルダモン。甘さもほーんのり。
生地とカルダモンクリームを合わせて食べると、思わず言葉を失う美味しさ。
常にスパイスたちと隣り合わせ、その存在をすぐそこに感じて、思わずはにかんでしまう。
「スパイス香にモジモジ」
…なるほど、納得です。
スパイスたちによる、キャロットケーキの新たな境地を体験させていただきました。
Qué bonitaさん、今回食したケーキ以外にも3種のキャロットケーキを提供されています。
名前だけでも好奇心をくすぐられてたまりません。一体どんなお味なのでしょう…!
販売開始されるとすぐに売り切れてしまうようなので、販売スケジュールはInstagramで要チェックです。
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