有楽町にて、英国パブの空気感と共に味わうユニークなキャロットケーキ
今日の記録は、有楽町にある
The R. C. ARMS 有楽町店さん。
英国パブの空気感に溢れる店内、
お料理の良い香りが漂い始める夕方にカフェ利用させていただきました。
キャロットケーキは英国発祥なだけあり、定番メニューとして提供されているようです。
お酒とお食事を楽しむ方々に紛れて、1人「キャロットケーキ クリームチーズフロスティング」を注文。
登場したキャロットケーキがこちら。
登場と共に、「あれ?!私が注文したの、キャロットケーキでしたよね?」と一瞬の戸惑い。
その様相はまるでモンブラン。
にょろにょろと盛り付けられた、ユニークな形状のフロスティングは初めて。
登場と同時にむーんと香るスパイス。
斬新なビジュアルだけじゃない。
このプレートひとつにこだわりが詰まってる。
お皿にまぶされた粉糖と、キャロットケーキを囲うキャラメリゼされたナッツたち。
キャロットケーキの下にはフロスティングが敷かれていて、運ぶ際にこのバランスが崩れないようにする気遣いが垣間見えます。
いざフォークを刺そうとすると、下に引いてある滑り止めのフロスティングでケーキが滑るというまさかの事態。
初めの一口はナイフを使った方が良さそうです。フォークで生地を押さえながらナイフで断面確認。
ほろっと瓦解する生地。
口に含むともふもふ、ふかふか。
オイリーさはないけれど、ぽそぽそとも違う。なんとも程よいふかふか感。
具材はみじん切りよりもさらに細かそうなにんじんのみ。にんじんしかいないから、時折その中でも大きめの粒のにんじんの食感と、甘みが際立ちます。
スパイスは、最初にふわっと優しく感じるのはシナモン。
次に、独特なスパイスの存在感を感じます。
なんだろう…?ほのかに苦味を感じるこの風味は…アニスでしょうか?
(いつものようにお店の方に答え合わせをしてみますが、その場では詳細が分からず、実食して一緒になってスパイスの正体を考えてくださいました。)
優しいだけじゃない、大人びた表情を見せてくれる絶妙なスパイス配合。
ぜひ皆さんのスパイス当ての結果をお聞かせいただきたいです。
気になるフロスティングは、なめらかでクリーミーな食感。
甘さは無く、クリームチーズそのものお味が生きていて、お食事感もあるシンプルな味わい。
少量のレモンが絞ってあるのか、爽やかでヨーグルトっぽさも感じます。
生地もフロスティングも、甘さはかなり控えめで上品な味わいなので、そこそこの大きさがあるもののパクパク食べられてしまいます。
何口目かで、甘みの強弱を感じ、お皿にまぶされている粉糖の役割に気がつきます。
お皿の粉糖で、好みに応じて甘さを調整できるのです。少し大きめなサイズ感なので、お味に飽きてきたかも?という頃に嬉しい刺激になるのです。
ここに、時たまキャラメリゼされたナッツも加勢します。甘さと香ばしさに加えて、カリッとした食感のアクセントも嬉しい。
粉糖はつけすぎると甘くなるので要注意ですが、甘さの程度を食べる側に任せるというのは面白い発想ですね…!
見た目の面白さだけじゃなく、食べ方のスタイルも独創的。今日もまた、新たな出会いでした。
余談ですが、店名の"R. C."と、"Arms"には何か意味があるのかな?と調べてみたところ、
とのこと。
「本場イギリスのいまとむかしを感じながら自分らしい時間を過ごせる」がコンセプトのR. C. Armsさん。店名に込められた思いもまた、素敵でした。
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