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55歳の挑戦~武術の達人になる
今、私は筋トレを続けている。この年齢(現在55歳)だし、なにか競技をしているわけではないので目的はひたすら「見た目」である。大胸筋、腹筋、上腕二頭筋を中心にゆるいペースで家トレを続けている。
そして筋トレと合わせて学生時代にやっていた空手の練習もしている。
これも筋トレ同様、家トレでシャドーボクシングのような感じで、突き、蹴りの練習をしている。
筋トレについては、徐々にではあるが効果が出てきて、それなりに筋肉質の体になってきたのだが、空手の練習についてはモチベーションの維持が大変である。
大会に出るわけでもなく、一人での練習なのでいまひとつ気合が入らないのである。
そこで、55歳の誕生日を向かえるにあたり目標を設定することにした。
それは「達人技」を習得すること。
達人技の条件~私がイメージする達人の技とは
私がイメージするのは、極真空手の創始者である大山倍達総裁が劇画「空手バカ一代」で披露する数々の人間離れした技である。例えば
「手刀でのビール瓶切り」
「親指と人差し指で10円玉を曲げる」
「三角飛び」(壁を利用した飛び蹴り)
などである。
目標とする技の条件としては
・実現の可能性が高い(ある程度ある)こと
・インパクトの強い技であること(これ重要)
・披露しやすい技であること(これも重要)
が必要だ。
まず、なによりインパクトが大事である。上記の技のように戦わずして相手をビビらせる(戦意を喪失させる)くらいでないと意味がないのである。
披露しやすさもポイントだ。いくらインパクトのある技でも、物を準備する必要があったり、場所を選ぶような技はだめである。
例えば、「ビール瓶切り」などはシュチュエーションが限られるので適当ではない。
そして、いくらインパクトがあって披露できる技でも習得できる可能性が全くない技は「モチベーションの維持」の観点からも除外する。
「空手バカ一代」に登場する技の中では
由利辰郎という空手家の
「湯飲みに人差し指で穴をあける技」
や、カンフーの達人である李青鵬の
「ビールジョッキに人差し指と中指で穴をあける技」
などがインパクトの点では最高で、披露しやすさも問題なしである。
「10円玉曲げ」も同様だが、実現の可能性は厳しいか。
ただ指を鍛えることによって、何かすごいことができそうであり、
指・握力の強化はやってみようと思う。
まず、握力系の技を一つ目の目標とする。
また究極の技ということであれば我々の世代は「北斗の拳」のキャラが繰り出す様々な拳法が思い浮かぶだろう。
秘孔を突いて体の内部から破壊するケンシロウの北斗神拳は厳しそうだが、外部から攻撃する南斗聖拳であればなんとかなりそうである。(本当かな?)
目標の二つ目として、私の好きなキャラであるレイの「南斗水鳥拳」に挑戦してみようと思う。
最後に蹴り技も入れたいので、何か目標を決めたい。
足を高く上げる蹴りは見た目も派手で、美しいからね。
ということで具体的な目標を下記の三つとした。
「目標設定~習得する達人技」
1. リンゴを握りつぶす
2. 手刀の風圧で紙を破る
3. 蹴りを相手の顔の前で寸止めする
1.リンゴを握りつぶす(握力系)
大山倍達総裁は「指立て伏せ」や「指での逆立ち」(最終的には親指一本でやる)で指と握力をひたすら鍛えることにより10円玉曲げを実現していた(そうだ)。
これは厳しいかもしれないが握力を鍛え、リンゴを握りつぶすくらいはがんばればできそうな気がする。ネット検索してみると、リンゴを握りつぶすには、70kg~80Kgほどの握力が必要とのこと。現在の私の握力は右51kg、左54.9kg。道はかなり遠い。
(今回の挑戦のための握力計を購入)
![](https://assets.st-note.com/img/1689573842008-O6RFiedAka.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1689573967991-rSDHb7Mk1M.jpg?width=1200)
また、指の強化により何かに穴をあけたり、割ったりできればいいなとは思っているので、握力系の技の発展形として引き続き考えていくこととする。
練習法としては、ハンドグリップで握力強化。指立て伏せや指での壁押しで指そのものも強化する。
2.手刀の風圧で紙を破る
南斗水鳥拳のように相手をバラバラに切り刻むことは無理でも、手刀の風圧で皮膚を切ったり、紙を破ることは(なんか)できそうな気がする。
そこで、写真のように天井から吊るした紙(半紙)を手刀で破ることに挑戦してみる。
フォームを固めながら、後はひたすら練習あるのみ。
3つの目標技の中では一番難易度が高いとは思うが、なんかできそうな感じはしている。
![](https://assets.st-note.com/img/1689574196305-ex7XxvGL8x.jpg?width=1200)
3.蹴りを相手の顔の前で寸止めする
ハイキックや飛び蹴りは派手でかっこいい!がやはり50歳過ぎには飛んだり、跳ねたりはきつい。そこで「蹴り技を相手の顔の前でピタっと止める」ということを練習してみようと思う。ジャン=クロード・ヴァン・ダムが映画でやっているのを見たことがある(何の映画だったかは忘れたが)。
私のイメージとしては極真会館(松井派)の松井章圭館長や極真会館大石道場の大石代吾範士なのだが、わかる人は少ないだろう。蹴りがキレッキレで正に達人技なのである。
まずは、体が柔らかくなければ無理なので、ストレッチで現役時代並みかそれ以上に柔軟性を高め、あとは技の動作をゆっくり行ってみようと思う。蹴りの種類は前蹴り、横蹴り、回し蹴りで挑戦してみる。(写真は横蹴り)
3つの目標の中では一番形になりそうだが、松井館長や大石範士のようなキレを出すのは大変そうである。
![](https://assets.st-note.com/img/1689574397760-OGuxqzAegp.jpg?width=1200)
今後について
まずは私の誕生日である、この7月をスタートとし、1年後の習得を目指す。
完成したら技の動画や練習方法についての記事を有料で公開しようと思っている。(有料の価値あるよね?)
また、練習風景や私の思うことについても随時投稿していく予定である。
練習にあたってのポイント
最後に私が考える技習得にあたってのポイントを話す。
あきらめないこと
「諦めたらそこで試合終了ですよ」とは「スラムダンク」の安西先生の名言だが、逆に本人が諦めなければこの挑戦は継続中なのである。
「なんかできそうな気がする」という感覚を大切にしたい。
無理をしないこと
筋トレもそうだが、やはり50歳をすぎると若いころのようなペースでのトレーニングは不可能である。ちょっと無理をすると回復に1か月以上かかるなんてことはよくあるのだ。疲れたり、筋肉に張りを感じたら休むこともとても大切である。
「筋肉痛、50歳(ごじゅう)過ぎたら肉離れ」
を忘れないようにしたい。
楽しむこと
仕事でもスポーツでも、期限を設定し目標に挑戦することはプレッシャーがともなう。特に進捗が思わしくないと、焦ったり、逃げ出したくなったりしがちだ。
そうなっては、「モチベーションの維持」という本来の目的に対して全くの逆効果になってしまう。
中学生、高校生のときに「空手バカ一代」や「北斗の拳」を読んでいた時の、「こんな技できたらかっこいいな」というわくわくする気持ちを大切にしたい。
それが一番大事。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
こんな記事ですが少しでも共感したこと、感じたことがあったら気軽にコメントいただけるとうれしいです。
では今後の私の挑戦に乞うご期待!
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