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[特定社労士試験]受験までの流れ

こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら

今回は、特定社労士になるまでの流れ、および手続きの注意点をお話しします。

ステップ0.社労士試験に合格し、登録する

このnoteを読んでくださっているみなさんはほとんど、このステップはクリアしていることと思います。
ちなみに、社労士試験の合格発表は10月初旬なので、その年に特定社労士の試験を受けることはできません。合格直後に登録し、翌年度に特定社労士試験を受験し合格するというのが、最短で特定社労士になれるルートです。

ステップ1-1.特別研修の願書を取り寄せる

(6月)
具体的に行なうことその1が、特別研修に申込をすることです。特別研修とは、特定社労士の試験に先立って受講する必要のある、中央発信講義・グループ研修・ゼミナールの3つをまとめて指す言葉です。
社労士に登録すると毎月送られてくる冊子、「月刊社労士」の5月号に予告、6月号に申込方法が掲載されます。

連合会の会員ページにログインして、特別研修申込要領請求フォームに必要事項を入力して送信すると、申込要領を郵送してもらえます。

ステップ1-2.特別研修に申し込む

(6月)
で、送られてきた要領に従って必要書類をそろえて、郵送で受講の申込をします。

令和5年度の場合、申込期間が6月14日~7月4日(当日消印有効)でした。たぶん毎年ほとんど変わらないと思います。

申し込みに必要な書類は、以下のとおりです。(月刊社労士6月号に掲載されます)

  • 特別研修受講申込書

  • 特別研修受講申込書(別紙)

  • 郵便振替用紙の「払込票兼受領証」

いずれも、申込要領と一緒に郵送されてくるものです。
特別研修受講申込書には、必要事項の記入と、写真を貼付する必要があります。

写真にはちょっと注意が必要で、研修やゼミナールのとき、メガネの有無は写真と同じにしなければなりません。
私はふだん、裸眼/メガネ/コンタクトを併用しているのですが、研修・ゼミナールにはコンタクトで参加しようと思い、写真は裸眼のものを送りました。(そして実際に研修・ゼミナールに参加した際はコンタクトをしていくのを忘れ、板書が見づらくて大変でした)

写真の大きさは縦 4.5 ㎝、横 3.5 ㎝です。パスポート用サイズです。
あと、口述する試験の申込の際にも写真が必要なので、同じものを2枚用意しておくと良いです。

特別研修受講申込書(別紙)と郵便振替用紙の「払込票兼受領証」は、いずれも受講料関係のものです。
受講料を郵便振替にて納付し、その「払込票兼受領証」を別紙に貼って同封するというかたちです。

ちなみに、別紙には払込票の控の大きさの枠が書いてあります。
払込を窓口で行なえば控が戻ってくるので何も心配することはないのですが、ATMでやると、控は戻ってこず、レシート状のご利用明細票が発行されるだけです。

私がそうなってしまってちょっと焦ったのですが、用紙の枠を無視してそのご利用明細票のコピーを貼付して提出しても問題ありませんでした。
払込をしたことが証明できるものであればなんでも良いのだと思いますので、ATMで払込をして、控が戻らなくても心配しないでくださいね。

そして肝心の受講料は、85,000円です。

ステップ2.試験勉強を始める

(7月中旬~下旬)
試験勉強をいつから始めるかは人それぞれですが、以下の記事のとおり、私は7月中旬~下旬ごろから始めるのをおすすめします。

ステップ3.中央発信講義

(8月下旬~9月下旬)
いよいよ、特別研修の始まりです。
まずは中央発信講義。自宅で動画を視聴する、e-ラーニング形式です。
期限が決まっていて、令和5年度は9月1日~9月29日となっていました。
が、実際は、8月下旬ごろに教材が届いて、その日から視聴を始めることができました。

動画は、20分前後の動画が119本、全部で30.5時間あります。
割と重いので、前倒しで見ていくことをおすすめします。

ステップ4.受験を申し込む

(9月下旬~10月上旬)
特定社労士の試験は、特別研修とは別に申し込む必要があります。
受験案内は、9月中ごろに郵送されてきますので、見逃さないようにしてください。

申込受付期間は、令和5年度の場合、9月19日~10月6日でした。
期間が短いうえ、なぜか特別研修の申込と違い、郵便局の窓口で払込をしないといけないです。
なので、平日の日中に郵便局に行く時間を作る必要があります。

なお、受験料は、15,000円です。(令和5年度)

ステップ4.グループ研修

(10月)
地区によって異なりますが、10月に集合研修が行われます。
私が受講した北海道地区は10月20日~22日の3日連続、九州・沖縄地区は10月1日・7日・8日など、地区によって結構違いがあります。
この日程は、申込要領を請求する前に、月刊社労士6月号で確認できますので、申込前に確認しておいてくださいね。

研修が行われるのは10月ですが、その前に、予習をしておく必要があります。
九州・沖縄地区のように10月1日に初日があるような場合、中央発信講義の期限からほとんど期間がないので、並行して予習も進めておかなくてはなりません。

そして、グループ研修の当日です。ここで初めて、同年度・同地区の受験同期と対面することになります。
私が受講した令和5年度の北海道会場の場合ですが、14人が申し込みをして、13人が実際に受講しました。7人1グループで、別々にグループ研修を受講しました。
だいたい同じタイミングの試験合格・同じくらいの実務経験の人が多かったので、すぐに打ち解けることができました。

ちなみに、関東・甲信越地区の受講者は何百人もいて、8人グループ×25組が一つの大きな会議室に集まり、それぞれのグループごとに受講したとか。

グループ研修の内容については、後日別記事にて詳しくお伝えしますね。

ステップ5.ゼミナール

(11月中旬)
ゼミナールの日程は、全国共通です。令和5年度は、11月17日・18日・25日の3日間でした。

ゼミナールでは、グループ研修で別々だったグループが一緒になって、グループ研修で扱った題材について、弁護士の先生からより深く学びます。

こちらも、詳細は別記事にて。

ステップ6.試験

ゼミナールの最終日は午前中で終わり、その日の午後、試験があります。
2時間の試験について、およびその対策については、今後たっぷりお伝えしていきます。

ステップ7.打ち上げ

試験が終われば、とりあえずの開放です。
ぜひ打ち上げを企画し、参加してください。大盛り上がりになること間違いなしです。


というわけで、研修の申込から受験までの流れをまとめました。
ざっくりとしかお話しできていないので、詳しく知りたいかたはコメントでお知らせくださいませ。

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