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特定社会保険労務士/中小企業診断士の"にに"です。 特定社労士試験の受験を考えているあなたに向けて、中小企業診断士の受験生支援団体「一発合格道場」での受験生支援経験を活かして、ノウハウや考え方、試験の解き方をお伝えします。

最近の記事

[特定社労士試験]第2問(倫理)の解き方 前編

こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、第2問(倫理)の解き方全2回の前編として、フレームワークについてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 第2問(倫理)の内容第2問は、倫理の問題です。 形式としては、250文字程度の字数制限の中で、与

    • [特定社労士試験]試験勉強に使った参考書

      こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、私が実際に受験勉強をする際に使った参考書たちを紹介しようと思います。 試験対策としては、神の書籍と電子書籍、合わせて3冊を使用していました。 特定社会保険労務士試験過去問集使った書籍1つめは、こちら。 (上記リンク先は令和5年度試験対応版です。毎年改定されているはずなので、受験年度のものを選んでください) おそらく、特定社労士受験界隈でもっとも広く使われているであろう、「特定社会保険労務士試験過去問集」です。 特長

      • [特定社労士試験]第1問(事例)小問(5)の解き方

        こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、第1問(事例)の小問(5)についてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 第1問(事例)小問(5)の内容小問(5)は以下のような設問文で出題されます。 設問文は、毎回同じです。 この設問の特徴は、

        • [特定社労士試験]第1問(事例)小問(4)の解き方

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、第1問(事例)の小問(4)についてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 第1問(事例)小問(4)の内容小問(4)は以下のような設問文で出題されます。 小問(4)で毎年変わる部分は、 本件退職の意思

        [特定社労士試験]第2問(倫理)の解き方 前編

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(2)(3)の解き方 後編

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 前回に引き続き、第1問(事例)の小問(2)・(3)の解法についてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 具体的な手順 手順①フレームワークの作成、解答要素の抜き出し 手順②解答要素の絞り込み については、

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(2)(3)の解き方 後編

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(2)(3)の解き方 前編

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、第1問(事例)の小問(2)・(3)についてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 第1問(事例)小問(2)(3)の内容小問(2)と小問(3)は以下のような設問文で出題されます。 見てわかるとおり、設

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(2)(3)の解き方 前編

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(1)の解き方

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、第1問(事例)の小問(1)についてお話しします。 ※第15回(令和元年度)~第19回(令和5年度)がすべて同じ問題構成・形式のため、その形式に沿っての解説です。今後の試験において、形式が変わる可能性があることをご承知おきください。 なお、試験全体の問題の構成は、以下の記事でご確認くださいませ。 第1問(事例)小問(1)の内容第1問(事例)の小問(1)は例年、「『求めるあっせんの内容』は、どのようなものになりますか」とい

          [特定社労士試験]第1問(事例)小問(1)の解き方

          [特定社労士試験]型:どう書くかの考え方

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 試験に解答するうえで大切なことは、「何を書くか」と「どう書くか」です。 このページでは、「どう書くか」についてお話しします。「何を書くか」については以下のページをご覧ください。 「どう書くか」は、見方によっては「何を書くか」より重要です。 どれだけ問われていることを理解していたとしても、解答用紙に書かなければ1点ももらえませんよね。また、書いたとしても、ちゃんと理解しているということが採点者に伝わらないと、やはり点はもらえません

          [特定社労士試験]型:どう書くかの考え方

          [特定社労士試験]フレームワーク:何を書くかの考え方

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 先日、「何を書くか」と「どう書くか」の重要性をお伝えしました。 今回はいよいよこのnoteでいちばんお伝えしたいこと、実際に試験を解くときに「何を書くか」についての考え方をお話しします。 (どう書くかについては、以下の別記事でご覧くださいませ。) MECE(ミーシー)試験においては、書くべき要素を書かなかった場合、減点される(あるいは加点されない)ということになり、他の受験生と差がつきます。 「MECE(ミーシー)」という言葉

          [特定社労士試験]フレームワーク:何を書くかの考え方

          [特定社労士試験]点を取るために「何を書くか」と「どう書くか」

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 特定社労士試験に限らず、試験の最終目標は、「合格点以上の点数を取ること」です。これはみなさん賛同してくださることとと思います。 (特定ではない)社労士試験のようなマークシート形式の場合、極端に言えば何も理解していなくても、正答であるマークを塗りさえすれば、点をもらえます。 では、筆記試験である特定社労士試験において、点数を取るためにはどうすれば良いでしょうか? 労働法を一言一句まで暗記する?重要判例を理解する? それらの理解は

          [特定社労士試験]点を取るために「何を書くか」と「どう書くか」

          [特定社労士試験]特定社労士試験の"性質"

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、特定社労士試験の"性質"についてお話しします。 私が考えるこの試験の性質は、以下のとおりです。 (おそらく)相対評価公式に発表されているわけではありませんが、私は、特定社労士試験は相対評価だと思っています。 その理由は、 毎年、合格率と合格点がほぼ一定 細かい配点が公表されていない という点です。 別記事でも書きましたが、合格率(または人数)が先にあって、試験結果の上位から順に点数を割り振っていっているのだと思いま

          [特定社労士試験]特定社労士試験の"性質"

          [特定社労士試験]試験問題の構成

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、特定社労士試験の問題の構成についてお話しします。 受験案内に「試験科目」という項目があり、そこにはこう書いてあります。 「具体的事例について、専門的解決能力及び実践的知識を問うもの」と、「社会保険労務士の権限と倫理に関する問題」ですね。 問題の構成としては、大きくいえば第1回から第19回まで共通で、上記2つそれぞれが1つずつの大問となっています。 第1問第1問は、事例問題です。 X(労働者)とY社(事業主)それぞれの言

          [特定社労士試験]試験問題の構成

          [特定社労士試験]受験生支援について

          ※今回は特定社労士の試験と直接関係ないですが、私が受験生支援をやろうと思ったバックグラウンドをお話ししようと思います。 こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 私がかつてメンバーとして活動していた(今でもOBのつながりはあります)「一発合格道場」をはじめとする、中小企業診断士試験の受験生支援団体についてお話ししたいと思います。 診断士試験業界における受験生支援団体一発合格道場(以下、「道場」といいます)は、15年前(2024年3月時点)から続いている任意団体です。中

          [特定社労士試験]受験生支援について

          [特定社労士試験]受験までの流れ

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今回は、特定社労士になるまでの流れ、および手続きの注意点をお話しします。 ステップ0.社労士試験に合格し、登録するこのnoteを読んでくださっているみなさんはほとんど、このステップはクリアしていることと思います。 ちなみに、社労士試験の合格発表は10月初旬なので、その年に特定社労士の試験を受けることはできません。合格直後に登録し、翌年度に特定社労士試験を受験し合格するというのが、最短で特定社労士になれるルートです。 ステップ1

          [特定社労士試験]受験までの流れ

          [特定社労士試験]筆者の試験結果・所感

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 2024年3月15日に、紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の結果が発表されました。 私ににも、無事合格していました。 今回の試験の受験者数・合格者数・合格率は全国社労士会の会員ページで見ることができますが、数値だけ抜粋すると、 $$ \begin{array}{|c|c|c|} \hline 受験者数 & 合格者数 & 合格率\\ \hline 892人 & 502人 & 56.3% \\ \hline \end{ar

          [特定社労士試験]筆者の試験結果・所感

          [特定社労士試験]試験の形式や難易度は?いつから対策を始めればいい?

          こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら) 今日は、紛争解決手続代理業務試験(以下、特定社労士試験)の形式や特徴、どれくらい対策をすれば良いかについてお伝えします。 形式特定社労士試験のスペックは、以下のとおりです。 時間 2時間 形式 筆記 筆記用具 黒の万年筆またはボールペン 合格点 100点満点中55点以上、かつ第2問(倫理)10点以上(令和5年度) この中で、もっとも大きなポイントは、やはり 筆記用具 黒の万年筆またはボールペン でしょう。 鉛筆やシ

          [特定社労士試験]試験の形式や難易度は?いつから対策を始めればいい?