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エネルギーワークショップ「ミニ省エネハウスを作ろう!」

こんにちは~(^o^)/ ひろエネです。

昨年度、弘前市市民参加型まちづくり1%システム事業で行いました「親子でひろエネらぼ」は大盛況でした。
今回は「ミニ省エネハウスを作ろう!」の当時の様子を書き書きします~

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◆1時間目「身近な省エネクイズ」

ここでは建物の省エネ・断熱に関する簡単なクイズに挑戦!

『みんなの家って寒いかな?北海道に住んでた時のほうが快適だった⁈』
『家から熱が逃げやすい場所ってどこだろう?』
『アルミと木と樹脂のどれが熱を伝えやすいかな?』

日常生活では意識して見ていなかった・考えていなかったことにも触れました。

ZEH (ゼロエネルギーハウス) や、ZEB (ゼロエネルギービル) のお話まで触れることはできませんでしたが、日本の断熱基準と他の先進国の基準を比較してみるのも驚きや発見に繋がったかもしれませんね…

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▲真剣に答えるが…残念、意外と難しい

◆2時間目「家の断熱を見て触って感じる実験」

1時間目で学んだことを実験で検証してみましょう!

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▲どれが一番早く融けるかな??

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▲それぞれの温度はどうだろう?テスターで測ってみよう!

手で触れて、数値で見て理解する。
『アルミがこんなにも熱を伝えやすいのか?』
『木や樹脂は氷が融けるのも遅いし、冷たくなりにくいね』

◆3時間目「ミニエコハウスづくり」

1、2時間目で習ったことを参考にミニエコハウスを作ってみよう!

まず断熱材を選んで、壁や屋根に貼り付けました。材料をいくらでも使ってよいことになっていますが、考えながら使ってもらいました。

というのも、高気密・高断熱にはそれなりの初期投資が必要になります。建設にかけるコストのうち、どのくらいを断熱・気密に費やしたいのか?どれくらいの投資で効果がはっきりと分かるのか?を想像しながら全体の計画を立てると…
お子さんには少し難しいかもしれませんが、断熱化の費用対効果に関しても意識してもらいたいと考えていました。

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▲時間が限られているため親子で作ってもらいます!意外と子より親が熱心に…

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▲可愛く内装・外装をデコレーション。断熱性・気密性も忘れずに!

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▲断熱性・気密性を意識しつつ、決められた材料の中でも個性があふれ出ている…子どもの創造力って凄い

家が完成したら、それぞれ家の断熱性・気密性をチェックします!
①煙突から温度計を入れ、決まった時間ドライヤーで外から熱を与えます。
②30秒後、家の室内の温度がどれくらい上がっているのかを確認します。

温度上昇が高いと断熱性に欠けていると確認できます。

気密性に関しては難しいですね…少し議論になりました。気密性が良いと熱は入ってきにくいが、出ていきにくいため温度は上がる?逆に悪いと熱が入ってくるものの出て行ってしまうため温度が下がる?などなど

最後は家の工夫した点温度上昇との関係などを個々発表して終わりました。

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▲ドライヤーを当てて温度変化を確認。

◆この事業の目的と効果

①子どもとその保護者に対して、「エネルギーが身近なもの」であることの再認識を促します。
②試行錯誤の中での新たな発見や創造を生みます。
③エネルギーに関するモヤモヤを日常にもたらし、そこから気づきや、行動の変化・見直しに繋げます。

この事業は、子ども(とその保護者)に、日常使用しているエネルギーはどうやってつくられ、送られ、消費されているのか、そして、将来的にどのような形のエネルギーを使った社会になっていけばよいのかを、考えてもらう機会となることを目的として実施します。
学校では学ばない分野を、身近な素材を用いた工作体験や、クイズ形式のワークショップを通じて触れることにより、自分で作った時の喜びや感動だけでなく、試行錯誤の中での新たな気づき・創造力の創出、失敗からの学びにつながると考えています。

ワークの感想 (保護者)
・断熱材で温度差が変わることがよく分かったので、生活に関わることがまた勉強したいです。
・完成したことの喜びや達成感が味わえるような体験だった。
・エネルギー、エコ等、生活に必要と感じられることを子どもたちの目線で。
・リフォームせずに家で断熱する方法、工夫についてもっと詳しく知りたい。

ワークの感想 (子ども)
・ストーブやこたつを使わなくても暖は取れる。
・金属などが熱などを通りやすくて寒くなったりすることが印象に残った。


任意団体ひろエネ すずめの


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