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神戸ジャズストリートを堪能

 2017年10月の日記です。
 
 先週の土日、二人で神戸ジャズストリートを堪能した。
北野坂界隈のライブハウス10店で、2日間、昼12時から午後5時まで、
1時間区切りで色々なグループがジャズを演奏する。
聞きたいグループをピックアップして渡り歩いてもよし、
同じライブハウスに留まって変化を楽しむのもいい。
 
 初日、最初はジプシージャズ「モンデュ」だ。
ジプシージャズは1930年代に
ギタリストのジャンゴ・ラインハルトが始めた
ジプシーの伝統音楽とスウィング・ジャズを融合させた音楽とか。
土井美佳さんのバイオリンと伊藤淳介のギターが
2ビートの軽快なリズムの中にジプシーの哀愁がただよう。
 
 二日目、店を渡り歩くのは疲れるので、SONEに腰を落ち着ける。
最初のセッションは、あっと驚く大御所グループだ、
ビブラフォンの鍋島直昶は91歳、
88歳の秋満義孝のピアノは歯切れよく力強い、
同じく88歳の北村栄治は勢いのあるクラリネットを吹き、
軽妙なトークで楽しませてくれる。
俺はまだ若い、人生はこれからだ。
 
 他のセッションでは・・・
高橋知道は日本を代表するテナーサックス奏者、
2014年12月シカゴで開かれた、
サックスメーカー『カイルベルト』主催のサクソフォーンアイドルにて、
日本人として初めてファイナリストに選ばれ、3位入賞とのこと。
変化と深みのあるテナーサックスの音色に引き込まれ、
見かけもなかなか、しかもまだ30代、
当然のごとく我監視人殿の好みだ。
 
 長嶋雅枝はアルトサックスとボーカルの二刀流、
彼女もまだ30代、サックスはやや平凡に思えるが、
ボーカルの方は声量たっぷりのアルトが素晴らしい。
女性が歌うモーニンは初耳だったが、
スモーキーな魅力ある声に引き込まれる。
 
 監視人殿は、高橋知道、当方は長嶋雅枝、当たり前・・・だ。

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