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社食がメタボの元凶

 2011年6月の日記です。
 
 事務所の2階に最大200人ほどが食べられる社員食堂がある。
我社は工業団地内にあるから、近くに飲食店はなく、
あったとしても、作業着姿で社外に出るわけにもいかず、
昼食は、現場も事務所も請負や派遣の人も、食堂で食べる。
 全員が作業着だが、現場によってはかなり汚れているし、
少々汗臭いが貴重な労働のなせる業だから、仕方がない。

 メニューはうどん、蕎麦、ラーメンなどの麺類と、
定食、カレー、各種丼物がある。
毎日中身が変わり、微妙に飽きの来ないように工夫されている。
食券が2種類あり、麺類が350円、その他ランチなどは400円。

 味は、少々濃すぎるが、現場主体であることを考えれば、
当たり前なのかもしれない。
特に夏の一番人気の冷やし中華は、濃い汁がたっぷりかかっており、
幾らなんでもこれは、と思うのだが、だれも文句は言わない。
極端に塩っぽい梅干が自由に取れるように置いてあるが、
食べると、他の味が分からなくなるので手は出さない。

 私は、中身を見ながら、日替わりで色々食べている。
お世辞にも美味いとは言えないが、間違っても不味いとは言わず、
満足そうな顔をして食べている。

 麺類は普通盛りで充分だが、
大盛り(麺が二人分)にしている人が多い。
ランチや丼、カレーは、とてもではないが、多過ぎるので、
ご飯を半分にしてくれと言うと、係のおばさんが、
そんなに少なくていいのかと、怪訝な顔でよそってくれる。
通常は丼に丸々一杯の大盛りだが、更にてんこ盛りにと言う人もいる。

 現場で働く人はカロリーの消費と補給が見合っているのだろうが、
事務所の人は明らかに食べすぎ、因果関係は明確ではないが、
兎も角、メタボが多数派だ。

 私は、通勤の電車では20分座っているだけだし、
駅からの会社のバスもがらがら、
会社では、現場を歩くが、せいぜい1時間程度、
あとは自席でPCを眺めているか、時々動かすのは口だけ、
夜の会食事には酒を呑み、それなりに食べる。
メタボ予防には、麺は小盛、ご飯は半分が必須なのだ。

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