そこそこ終わっている人間とメンテナンス 3

私はそこそこ終わっているので、自分の健康状態が悪くなっているとき、それに気づかないことが多々あります。ちょっとの変化にでも敏感に反応できる方ならそんなこともないのでしょうが、大体症状が酷くなってから、
「ヤバいな…」
と思い始めます。人より遅いのです。歳をとればきっと“もっと早く病院にきていたら助かったのにババア”になることでしょう。
そんな風なのでもちろん、原因も思い当たることができません。その状態を、
「人に治してもらおう!」
なんて発想にも、ならないのです。

鍼灸師の姉は、それを嘆いています。お医者さんではないけれど、いろんなことに対処できるからです。姉は私と違って、意欲に満ち溢れています。
この間、私がお腹の調子がよくないと何気なく言ったときにも、
「お腹、動かしたろか?」
と言ってくれました。それについては、
(そんなこともできるんかよ。もう魔法使いやんけ…)
と思ったものです。鍼灸師がこんなに、何でも相談していい存在だったとは、姉が鍼灸師になるまで全く知りませんでした。
元々どんなことでも相談していましたが、最近では健康関連のことも、積極的に姉にアドバイスをもらうようになりました。こんな風に調子がよくない、ということを伝えると姉は、“はい”か“いいえ”で答えられる質問をした後考えられることを教えてくれるので、私は姉を東洋医学アキネイター、と呼んでいます。姉は今や私の友だちからも、東洋医学アキネイターとして頼られるようになりました。

因みに、そんな姉でも私の、
「(公式に恋人と呼べる)恋人ができない」
という悩みに対処することはできませんでした。これが1番何とかしたいことだったのですが、
「まぁ、出会いのあるところに行くしかないんじゃない?」
程度の薄めアドバイスしか得られなかったのが大変残念です。1番何とかしたいことを何とかするため、とりあえずマッチングアプリでも始めなければならないので、本日はこの辺で終了とさせていただきます。

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