日本は「うまい」であふれてる(岐阜編)
日本各地で食べたものを備忘録的にまとめていくだけの記事です。
今回は岐阜編です。
※前回の長野編はこちら。
①五平餅
ざっくりいうと、うるち米を餅のようにして平たい串に刺し、味噌だれをつけて焼いたもの。岐阜だけでなくて長野や愛知の山間部でも見かけますね。
においと見た目による集客力が高いためかどこでもそれなりに売れています。
その人気ゆえか、手作りではなくて密閉された袋に入っている既製品を焼いただけのものが出されていたり、適度に火を通して脇においておき注文されたら仕上げに少し火を通して提供するなどといったこともある印象。
②朴葉味噌
飛騨高山の郷土料理。朴の葉の上に甘い味噌を乗せ、具材とからめて食べる料理。
元は冬にこおった漬物を火で解凍しながら味噌と混ぜて食べたものが始まりともいわれます。
現代では写真のように肉や野菜が乗せられますが、過酷な環境の飛騨高山らしい料理です。
③鶏ちゃん
鶏肉とキャベツなどを醤油・味噌・塩などのタレにつけて焼いた料理。ジンギスカンが元ネタといわれます。
鶏肉の旨味と野菜の甘味がお互いに混ざり合っており絶品。
「肉と野菜とタレを混ぜて焼いたら旨い」という「あたり前」を地でいく料理。
④高山ラーメン
あっさりめの鶏ガラスープに細い縮れ麺のラーメン。
一見素朴で無個性な昔ながらの中華そばに見えますが、普通のラーメンが丼にタレを入れてスープで割るのに対し、スープに直接味をつけるという特徴を持ちます。
⑤かんから餅
恵那地方の名物のやわらかく甘い餅。由来は不明ですが、杵と臼の音から名づけられたともいわれます。
⑥なっとく豚
下呂のブランド豚。納豆と米を食べさせた「納豆喰豚」の豚肉を「なっとく豚」といいます。
宿のおかみさん曰く納豆を食べさせると肉の臭みがなくなるそうです。
「納豆食う」と「納得」をかけているハイセンスなネーミングもポイントですね。
⑦飛騨牛
いわずとしれたブランド牛。岐阜県内で育てれば飛騨地方でなくても飛騨牛あつかいになるそうです。
写真みたいに串に刺して少量で提供してくれるのはいいですね。まともに食べるととても高いのと、ぶっちゃけ旅行中は高級ステーキより安価で庶民的な食堂や素朴な郷土料理の方が食べたくなってしまうので……。
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今回は以上です。寒さの厳しい山間部という環境を反映した料理だけでなく、なっとく豚や飛騨牛などレベルの高いブランド肉を持っている点にも注目ですね。
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