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ムスコとムスメとその仲間達。

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子育て関連エッセイ。ムスコ修士、ムスメ大学一年生まで。
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#アメリカ生活

大学生になったムスメ。人間関係の複雑さときたら。彼氏、ルームメート、友達。

ムスメが大学生になったのが昨年9月。秋学期を終えて、感謝祭とクリスマス休暇に帰省して、1月半ばにまた大学へ戻っていった。 ルームメート。入学前からあれだけ意気投合したルームメートと入寮後わずか1ヶ月足らずで絶縁となり、別の寮棟に移って新しいルームメートとはうまくやっている。今年の秋に二年生になったらまた寮が変わる。今度は4人か3人で同居するが、各自個室は間違いなく、看護科仲間と専攻が違う仲間とどういう組み合わせで部屋割りするか、と大騒ぎしている。 看護科の二年目はスケジュ

大学生と、わいのわいの、な感謝祭。

アメリカに帰国して落ち着いたら、感謝祭前日の水曜日にムスメが大学の友達一人連れて帰省。コロラド州出身で韓国人の Jin はなんとコロラドに飛ぶよりも東海岸に飛ぶほうが安いからと、ムスメについてきた。 木曜の感謝祭当日は、大学生二人はかの Macy's Thanksgiving Parade を朝早く電車に乗って見にいき、ダイナーで朝食、ランチでピザを食べ、FAO Schwarz で JellyCat を買い込んだ。 ムスコは、祖母宅で父親と一緒に感謝祭を過ごし、金曜の午後

大学生になったムスメの食生活。まるで芸がないらしい寮食。

ムスコがムスメに囁いていたという。 ムスメは Lactose intolerant だし、牛肉は嫌いで、豚肉は噛むのに疲れるという彼女が "soft pork" と呼ぶローストポークテンダーロインしか食べない。薄切り肉はすべて fatty と言って嫌がる。鶏肉は胸肉のみ。ささみは筋を取らないとダメ(でも取ったらボロボロになる)。鮭は好きだけれどマグロはダメ。エビはいいけどホタテはダメ。きゅうりは好きだけどセロリはダメ。レタスも Romaineとキャベツの千切り程度で、aru

大学生になったムスメ。友達の Michaela と髭の Rece。

例の Rece と順調らしきムスメ。 宿題が多くて、お腹もそんなに空いてなかったから、夕食をすっとばすことにしたムスメ。すると、なんと彼がカフェテリアから夕食を用意して、彼女の寮まで持ってきてくれたのだとか。寮の外からドアベルが鳴り、入れてあげたら、彼女の部屋の外に置いて、彼女に会わずに帰ったのだとか。 先日 FaceTime をしてそんな Rece の話を延々と聞いていたら、彼からテキストが入った。 "Mom, he goes 'Are you against han

大学生になったムスメと、ルームメートの関係。

大学に合格すると、まだその大学に入学すると決める前から、新入生の紹介チャットグループみたいなところに放り込まれて、自己紹介して同じ州の出身仲間を見つけるとか、同じ専攻の友達を作るとか、ルームメートを探すなんていう作業がすぐに始められる。 無謀に Ivy League なんかを受験するとか20校受験するなんて狂ったことをしないムスメは、バランスよく選んだ9校を受験して9校とも合格したのだが、入学する可能性の高い数大学でルームメート候補を早い時期から探し出していた。このルームメ

大学生になったムスメ。最初の1週間。

入寮して最初の1週間は "Discovery Week" と称して、生徒たちが新しい環境に溶け込み落ち着けるようなイベントがたくさんある。各寮での集まりや、各種オリエンテーション、クラブ勧誘等々。 このご時世の若者だよなぁと思うのだが、早速いわゆる Dating Apps にいくつも登録したムスメ。ちなみに、ムスコとKatyaも実は、Covid の Lockdownが明けた頃 Bumble というサイトで知り合ったのである。 Tinder がよく知られているが、Bumbl

大学一年生 Freshman になったムスメ。出発前。

8月下旬に、ムスコと一緒にムスメの大学入寮を手伝った。三人で Airbnb に3泊し楽しく過ごして、ムスメを見送った。 さて。 "You need to leave the house." "I need to leave the house." とお互いに言い合った母娘。 NY郊外のこんな小さな裕福な街にいて、世界を知ったつもりになっていちゃいけない、と私は二人の子供に言い聞かせて育てた。 ボストンの大学に進んだムスコは "People are nice." と驚き、

ボストン旅行。ムスコの卒業式。

どんなに私が声を上げても、誰も真剣に聞かなかった。 会場は Boston Red Sox のホーム球場 Fenway Park。となったら、もう凄まじい人混みとコンサート並みの規模で SuperBowl の試合部分がスピーチ、みたいな式次第、になるのはわかっていた。 ……入場に1時間15分かかる。4時まで式は始まらないのに2時から席取り開始である。それに数々のスピーチが合計で何時間続くのかも不明。 あぁ。 一応、いくらなんでも3時間ってことはないだろう、と母親業22年

Who is your best friend?

"My mom is my best friend." と娘が言い、 "We are best friends."と母親が言う。 そんなものかねぇと思っていたのだが、最近うちのムスメが同じことを言いだした。 "Mom, you are my best friend!" ちょっと考えてみてほしい。 私が彼女の年齢の頃、母にかなりなんでも話していたけれど、母を「親友」とは呼ばなかった。だから嬉しいけれど、ちょっと違うんじゃない?って思う。 すごく嬉しいけど、冷静に考える

"I am proud of you" と言う時。

"I am proud of you" 最近、よく耳にする。日本語に訳すと「あなたを誇りに思う」と仰々しくなるから、英語(日本語)で考えて英語(日本語)で話すバイリンガルな私なのになぜか使いにくいから、いろんな場面で耳にするたびに一瞬戸惑う。 それを言えるのは、自分と対等な立場ではない、両親や先生、コーチなどその人の成長や業績を見守る立場の人か、百歩譲って上から目線じゃないとしても、かなり親しい仲の相手であるべきだと思ってるのに、意外な相手から言われるとか、私の子供が言わ

オハイオ旅行。飛行場でのムスメ。

飛行機で1時間半足らず。車なら10時間。飛行場までの30分と搭乗2時間前のチェックインを考えても、飛ぶしかあるまい。 飛行場では、ムスメの神経がこれ以上ないくらい過敏になる。もう二度と会うことのない人たちの視線がどうしてそこまで気になるのか、私にはさっぱりわからない。 前日にアプリで搭乗チェックインはしてあるから、当日はスーツケースのタグを端末で印刷してカウンターで手渡せばいいだけなのだが、この端末でボーディングパスのQRコードの読み取りが恐ろしいほどうまくいかない。もち

前向きに生きるということ。

あの5 Bedroomの豪邸に住んでいたことを知っている人たちは、私が離婚して家を売り、2 BRのタウンハウスに引っ越したというと、なんという落ちぶれぶりぞよ、と言わんばかりの表情を見せて、 How is it going? 私は答える。 うん、お隣の夫婦が喧嘩してるのとか聞こえるよ。 やっぱり一軒家じゃないから騒音あるんだね、と気の毒そうな表情を見せる。 それがさ、平日は妻が怒ってるんだけど週末には夫が反撃してて、笑えるの。内容までは聞こえないし、騒音っていうよりも

「彼らの代わりは見つからないと思う」とムスメ。

最近、ムスメがため息と共に言ったこと。 "I don't think I can ever replace Shit Head (=タマなし) and Erik." タマなしRyan - 彼ほど彼女のタイプな男はいないらしい。Snap Chatで "unfriend"するのは、さすがに意地悪すぎるからしないというムスメに、タマなしはsnapを送ってくる。彼の写真なんて見ようものなら、途端に全身が溶けてしまうから、彼女は画面から目を背けて写真を見ずに削除するという。驚。

報告。"SKIMS" by Kim Kardashian

Mom!! We need to go Nordstram and try out SKIMS!!! は? Sam tried SKIMS underwear there and she says it is amazing. OK…..Sure… 水泳をやめたから、学校が終わって3時過ぎに帰ってくると、恐ろしいほど時間がある。宿題の時間を想定しても十分に時間がある。いかに水泳に時間を取られていたか、である。 Nordstramというのは、近くのモールの一部になってい