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今日はこんにゃくの日

登場モノ

山芋子:山芋の妖精、モノモデルのモデル

パイナップルプルプル美:パイナップルの妖精、モノモデルのモデル

その他妖精

山芋子(やまいもこ)とパイナップルプル美(ぱいなっぷるぷるみ)が仕事終わり、モノモデルの控室でおしゃべりしている。

芋子:あ~あ、今日のステージも怒号の嵐よ。お前の歌声は痒くなる~、

痰みたいにネバネバしてんじゃね~ぞ、ってそりゃあ散々。

プル美:ホントねぇ、私もよ。声聞いているだけで、喉がイガイガしてくるわ、引っ込め!!

だってさ。

芋子:大概のお客さんはいい人たちなのにねぇ、ついてない日もあるわ~。

プル美:ねぇねぇ、話は変わるけど、知ってた?魔芋子、男に二股かけられていたんだって。

芋子:えっ~、可哀そう、だって田舎出で一途な感じじゃない。

プル美:うん、でもマンナン魔芋子だよ、魔だよ、泣き寝入りじゃなかったって。

芋子:どしたの?

プル美:魔芋子に言い寄る男たちはいたけど、誰も彼も彼女のフォースに負けちゃって、

キスするだけで強烈なエグミに襲われて逃げ出していたんだって、

でも灰汁男(あくお)だけは彼女のフォースを中和して

美味しい女に変身させたそうよ。

芋子:あ~、私も自分のフォースをコントロールできないんだよね。それで、

今日のステージみたいになる日があるんだ。でも、魔芋子、イイ人見つけて良かったじゃない。

プル美:だけど、灰汁男は「僕の石灰フォースで君を一皮、あか抜けた女にします」

なんていい加減なセリフで山菜子まで口説いていたんだって。

芋子:そうなんだ、灰汁男、なんだか、故郷のにおいがする女が好きなのかしら?

それでみんな、フォースの力が弱まって美味しい女になったから、

魔芋子だけじゃないぞと、魔芋子に冷たくなったの?

プル美:うん、だけどね、ああ、これ、ここだけの話ね。

魔芋子はその強烈なフォースが無くなったと思ったら、代わりに寝技を覚えたらしいの、

それで、灰汁男はイチコロになって戻ったらしいわよ。

芋子:なんだ、ただののろけ話か…

プル美:まぁね、今頃はこんにゃくして今夜、こんにゃく、食う?みたいよ。

芋子:あ~あ、私もそんな人に会って、痒い痒いフォースを調教されたいわ~。


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