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秋田〜大阪 下道爆走編 前半

去年の夏頃、面接を受けに秋田から大阪まで行った。結論から書くと内定を頂いた。ただ特別志望度が高いところではなく、当時は「大阪まで行くの楽しそうだなw」くらいのノリで行ったのでその企業は辞退した。意味不明。こんなニートやることになるとは思ってなかったし大人しく入社しとけば良かったかな。でも給料やばかったしな…。
今回は秋田から大阪まで行った際のことを大雑把に振り返りたい。

出発

オンラインの一次面接を終えて1時間後、応募企業から「ほな最終面接やるから大阪来てくれや」との連絡が。早すぎる合否連絡に不安とワクワクが止まらなかった俺はとりあえず「行きます。」と返信。入社するしないはともかく面接の練習にもなるしな〜くらいのノリだった。
犯罪都市大阪に行くのは高校生以来だったので胸の高まりを感じながら準備を進めた。

出発。車で。

ご存知の方も多いだろうが俺は馬鹿で人生を舐め腐っているため、車で大阪まで向かうことにした。下道で。しかも走る棺桶(軽自動車)。Googleマップに表示される18時間約840kmの表示を見ながらとりあえずエンジンをかけた。

確か昼頃に出発したと思う。始めに言っておくが、大阪へ向かう際の写真はほぼない。寄り道どころか休憩も控えめにしなければ、大阪について休む時間もまともに取れず面接に臨む羽目になるので。時間がなかった、計画性0なんで……

国道7号線

見切り発車で出発した俺はとりあえず国道7号線に出て、海沿いを南下していくことにした。わかりやすいし。国道7号線は新潟県から青森県までをつなぐ国道。国道沿いは陰湿な裏日本らしく虚無と絶望が広がっている。

塩俵岩

曇天の中南下していくと、自販機が置いてある駐車スペースがあったので少し休憩。これは山形県鶴岡市にある塩俵岩。写真の履歴を見てみるとこの時点で17時前。

塩俵岩はこれらの玄武岩脈の一塊でよく発達した層状節理とこれに直角に発達した五角形または六角形の柱状節理とが交互に交差してあたかも塩俵を積み重ねたような奇観を呈するのでこの名がある。 
やまがたへの旅 山形県公式観光サイト 
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_2018.html

らしいです。ちょっと珍しい形した岩を観光資源にしてんの悲しくなるからやめろ。

この海沿いをひたすら南下していく脳死ルート、わかりやすいのは良いけどとにかく頭イカれそうになる。大して代わり映えのしない景色が延々と続く上に、大型トラックに前後を挟まれて運転することになるので、発狂しました。
晴れてたらそこそこ景色も良さそうなもんだが、生憎の雨模様な上に空は暗くなり始めていた。
天気が良い時の海は絶景だが夜間の海なんて果てしなく広がる闇でしかないので仕方なく俺自身が発光していたらイカが寄ってきて意図せず漁船になってしまった。

特に鶴岡〜村上区間と上越〜朝日町区間は個人的になかなかの発狂ポイントだった。上記の理由に加え圧迫感のあるトンネルがめちゃくちゃあるので、マジで通報したくなった。警察に。

途中、履歴書と職務経歴書を持参しなければいけないことを思い出し、コンビニで急遽印刷。出発する前に用意しとけよ、持ち前のADHD仕草が発揮されてしまう。+60ADHDポイント。100マス戻る。

ゲームセンター ジョイランド

福井県を中心に展開しているらしい。ネオンサインっぽいロゴがどことなく哀愁を漂わせているので思わず撮ってしまった。
この時点で深夜の2時くらい。新潟、富山、石川県を爆速で駆け抜けていつのまにか福井県にまで到着した。新潟越えるまではガチの海沿いを爆走していたが富山に入るくらいになるとほんの少し「中」の方を走ることになる。コンビニやアダルトショップの光が頼もしく見えた。もっと写真撮っておけばよかった。

写真を撮っているということは休憩しているってことなんで、塩俵岩(山形県)から福井までノンストップで運転していたらしい。道理でケツが崩壊している訳だ。この時は心の底から痛みを感じないバトルサイボーグになりたいと思った。

ここまで通ったとこでカッケェ〜ってなった地名

・聖籠町 
 新潟県の下越地方に位置。読み方は「せいろうまち」。聖なる籠(かご)て。字面かっこよすぎだろ新潟県如きが。

宝積院(諏訪山)の縁起によると、大同元年(806年)僧侶が来て、この地に堂舎を建てて山に籠りました。
時の人々は高徳の僧(聖)の籠もった山であるということで、そこを「聖籠山」と名付けました。
そこから、聖籠という地名が生まれたといわれています。
聖籠町公式ホームページ 
http://www.town.seiro.niigata.jp/kurashi2012/profile/profile.html

気になって由来調べて見たらレベル高い僧が引きこもり先に選んだのが由来らしい。新潟県は他にも胎内(たいない)とかいう攻めた地名もあるため異様なグルーヴ感があります。

話は戻ってなんやかんや福井を抜けた俺はデカめの道路を通り朝方に大阪府吹田市へ着弾。この辺りはもうよく覚えていない。流れ込むようにして個室ビデオ店ASASへ入店。カスは個室ビデオ店で寝る。
個室ビデオって知ってる?知ってるよな。店の中にスケベ男しかいない18禁版USJです。またはAV視聴室。

個室ビデオ店では大量のAVが視聴できるため、テンションが上がって5、6本一気に借りた後、結局1本目で満足するというお決まりの黄金パターンがある。しかしこの日は異常距離を運転して満身創痍だったため、AVを子守唄がわりにして睡眠するにとどめた。俺は弱い。

おわり

この後は冒頭にあるように最終面接を終えて職場紹介してもらって終わり。
面接の練習になるかと思ったが一次面接と大して変わらない内容だった。どう考えても生活がヤバくなる給料だったため辞退したが、職歴がヤバくなる前に就職しておけばよかったのかもしれない。
後編は大阪から秋田に帰るまでを書こうと思います。後は帰るだけなのでちょっと寄り道が増えて写真もそこそこ撮ってた。
ちなみに根性あれば特に工夫なく長距離運転できます。あと新幹線使った方が早いです。
マジで大半運転してるだけだったので大した思い出なくてウケた。

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