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ここだけの話をネットにお漏らしする無粋

立て続けに見てしまいどう表現するか迷ったのですが、「無粋」というのがしっくりくるかもしれないのでタイトルに入れてみました。
(トップ画像は本文と関係のないイメージ写真、既に閉店したお店で撮影)

Twitter、Instagram、その他、不特定多数が見えるところで、「ここだけの話」的な身内に近い話をポロッとお漏らしするのは、内容にもよるでしょうが、あまり好ましくないことがよくあるようです。

本人は、よく見知った人へこっそり話すようなつもりで書いているのかもしれませんが、だとしたら書く場所、話す場所を間違えているかもしれません。おそらく想像力が足りてないだけかもしれませんが、人との関係性をうまく捉え切れていないコミュニケーション下手なところもあるのでしょう。

若干ぼやかして書きますが例をあげておきます。

例)好意で「あなたにOK」といっているものを世間にばらまいて誤解を招く
お店とお客の間でよくおきることかもしれません。
・たまたま少し材料が余っていたから
 「(特別に)これサービスしときますね」
・たまたま今は空いているので
 「(特別に)しばらくリモートワークでテーブル使っても大丈夫ですよ」
・たまたま準備が終わっていたので
 「(特別に)開店前ですけど入って待っててもらって大丈夫ですよ」

ちょっといいことがあったから、Twitterでも書いておこう。Instagramでも上げておこう。そう思うかもしれません。
その気持ちもわかりますが、書き方次第ではお店の好意を仇で返すようなことになりかねないことも理解しておく必要があります。

「こないだ○○で見たけど、これサービスでつけてくれるよね?」
 →「なんでつけてくれないの?ケチ!」
「こないだ○○で見たけど、ずっと作業してても文句言わないよね?」
 →「なんで居座っちゃダメないの?ケチ!」
「こないだ○○で見たけど、開店前でも入れてくれるんじゃないの?」
 →「なんでまだ入れないの?ケチ!」

あなたのちょっとしたネット上での「承認欲求」で書いたものでお店に迷惑がかかることもあるのです。

また、場合に寄っては「黙認」だったものを外で書かれて困惑してしまうこともあります。
少人数ならなんとか黙認できたことでも、外でおおっぴらに書かれてしまうと、その黙認自体を全て取りやめないといけないことになってしまうこと。
あなたの周りでもいくつか事例を見聞きしていないでしょうか?

書いても大丈夫な話かどうか。その見極めは実はかなり難しいです。
そういうことを気にする人は最初から書かないかもしれませんが、書くとしたら少なくともお店の人に書いてもよいか確認する癖をつけておいた方が無難です。
(ここを端折って勝手に書いてトラブルになるケースがわりとあります)

「宣伝になるから、何でもバンバン書いて!」というところであれば大概のことは問題ないでしょうが、そうでないところもあるのです。

マナーというより、あなたが「無粋」かどうかを問われると思います。
こういう話をたまたま最後まで読んでしまうような人は、そもそも「無粋」とは縁遠い方かもしれませんけど。

気をつけたいものです。








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