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人類はもっと塩昆布に頼っていいと思う

みなさん、「これだけは我が家の食卓に欠かせない!」という調味料はあるだろうか?
(塩・砂糖・醤油・みりん・酒・胡椒以外で!)

めんつゆ、ケチャップ、マヨネーズ、酢、ソースetc.、きっと人それぞれだろう。

私は「塩昆布」を挙げる。

たぶん3日に1回は何かしらの料理に使う、ヘビーユーザーだ。(塩分摂りすぎ?)無くなる前に必ず買い足す。もはや塩昆布依存症かもしれない。

けれど、SNSなどで人様の食卓を見ていると「どうやら世間の人はそこまで塩昆布を使っていないのでは…?」と感じはじめた。塩昆布を使った料理を見かけることがあっても、おにぎりや玉子焼き、浅漬けが多い。

塩昆布は、塩気と昆布の旨味がうまいことやってくれるので手軽に料理が美味しくなる最強アイテムだ。味付けのバリエーションも広がる。すなわちとても心強い味方なのだ。

おにぎりや玉子焼き以外にも色々と使えるので、私の塩昆布の使い方を紹介したいと思う。

(ちなみに私はいつも「くらこん」の塩こんぶを買っている。特にこだわりはない。)

麵類やチャーハン

まず、麵類やチャーハンによく使う。ソース味やケチャップ味よりもあっさりしたものが食べたい時に、塩昆布はぴったりなのだ。

例えばスパゲティ。わさび菜、かいわれ、しらすとともに塩昆布と醤油で和えただけ。あっさりしつつ旨味もあっておいしい。

焼きそばにもよく使う。具材は、「ピーマン×塩昆布」や「葱×豚肉×塩昆布」など。

おなじみの焼きそば(キャベツと人参と玉ねぎの、ソース味のやつ)も好きなのだが、ひとり暮らしだと野菜が余ってしまう。ピーマンや葱だけなら気楽だし、切りすぎて余ったとしても冷凍しておけばいい。

チャーハンに使うのも好きだ。適当な野菜と卵と塩昆布、これだけで美味しい。もっと塩気が欲しければ塩や顆粒鶏ガラを加えてもいいと思う。

卵かけごはんに入れるのもおすすめ。醤油の代わりに塩昆布を入れるだけなのだが、最近この食べ方にハマっている。

おつまみ

塩昆布はおつまみにも使える。

例えば、カッテージチーズとアボカドと塩昆布を和えたもの。チーズと塩昆布の旨味、アボカドのマイルドさ、粗挽き黒胡椒のピリッとした辛味の相性が抜群で、いくらでも食べられる。

(レシピは下記にあるので、よろしければ!)

ナッツに塩昆布をプラスしたりもする。

(健康を気にして無塩ナッツを買っても塩昆布を入れてしまえば意味ないじゃん…?とも思うが、美味しいからいいのだ…)

おかずやスープ

胃にやさしいものが食べたいなあというとき、カットしたトマトと塩昆布をお椀に入れてお湯をそそぐだけのスープを作る。

トマトのグルタミン酸×昆布のグルタミン酸の、グルタミン酸の旨味だけで十分美味しいのだ。
(物足りなければ、ごま油を加えてもいい)

スープでなくても、トマトを塩昆布とごま油で和えただけのサラダもおいしい。とにかくトマトと塩昆布は相性抜群なのだ。

また、この3つの料理のうち、2つは塩昆布を使っている。左下はかぶとかぶの葉を塩昆布だけで浅漬けにしたもの、右は長ねぎと塩昆布のチヂミ。

チヂミのレシピは最近知って早速試してみたものだ。塩昆布と塩だけで作るからこそ、長ねぎの甘さを堪能できてとても良かった。また作ろう。

それと、私は「せいろ」を愛用しているのだがここでも塩昆布は大活躍。例えば、これは豚肉と菜の花とえのきを塩昆布と塩だけで蒸したもの。

豚肉のイノシン酸×昆布のグルタミン酸の相性は抜群だ。このまま食べても、ぽん酢で食べてもおいしい。

塩昆布を使うときの法則的なもの

こうして眺めると、私の塩昆布の使い方には(ざっくりとした)法則がある気がする。

①塩昆布×グルタミン酸を多く含んだ食材
トマト、きのこ、チーズなど。グルタミン酸同士、相性がいいのだと思う。

②塩昆布×豚肉×○○
昆布のグルタミン酸×豚肉のイノシン酸=旨味の相乗効果、これはもう最強だ。↑で紹介しているせいろの料理は「塩昆布×豚肉×菜の花×えのき」だが、冬は「塩昆布×豚肉×白菜×日本酒」で重ね蒸しや鍋を作る。同じく↑で紹介している焼きそばも、分解すれば「塩昆布×豚肉×ねぎ×焼きそば」。塩昆布×豚肉×○○の可能性は無限大だ。

③炭水化物の味付けに
「チャーハンやスパゲティをあっさり仕上げたい、かといって醤油だけで味付けをすると『醤油味』になってしまう」という葛藤。でも「顆粒だしを使うと少し旨味が強すぎる、ともするとキツすぎる」という葛藤。そんな苦悩からもおさらばだ、そう、塩昆布があれば。

🍅

終盤、もはや回し者のような勢いになってしまったが、とにかくそれだけおすすめしたい。

もし「塩昆布を全く使ったことがない」という方がいれば、まずは玉子焼きや卵かけごはんに使ってみて、それから「トマト」や「豚肉」と一緒に使ってみて欲しい。

きっと食卓の心強い味方になってくれることと思う。

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