見出し画像

平成・たまごかけごはんチャレンジ

たまごかけごはんが好きだ。「好きな食べ物は?」と聞かれたら真っ先に思い浮かぶのも、なんなら「死ぬ前に食べたいもの」もたまごかけごはんかもしれない。

たまごかけごはんとの付き合いは長く、共働き家庭で育った私の朝食は物心ついた時から「コーンフレーク・トースト・たまごかけごはん」のローテーションだった。

たまごかけごはんに飽きないよう、小学生のころから醤油をめんつゆに変えてみたり、ふりかけをちょい足ししてみたり、様々な工夫を施していた。ある時は「たまごかけごはんを混ぜ続けたらどうなるんだろう…!?」という好奇心に駆られ、金曜日19時のドラえもんの開始と同時にかきまぜ始め、19時半のクレヨンしんちゃんを見ている間もまぜ続け、Mステが始まるか…という頃にやっと食べた。

空腹は最高のスパイスともいうが、それでもカバーできないほど、まあ、口に合わなかった。それ以来「メレンゲ」というワードを聞くと若干食欲が減退するようになった。

そんなほろ苦い思い出もありつつ、親元を離れ一人暮らしを始めてから今に至るまで、飽きもせずたまごかけごはんのお世話になり続けている。

そして社会人生活にも慣れてきた2017年、私はひそかに「たまごかけごはんチャレンジ」と銘打った私的プロジェクトに挑戦していた。要するに「たまごかけごはんに色々なものをトッピングしたりちょい足ししてみる」というだけのことである。「朝食に楽しみを設けたら早起きできるようになるのでは」という目論見があったことは否定しない。

今日はその戦果を「平成版・たまごかけごはんチャレンジ」として報告させていただく。

※2017年、別のブログで公開していた記事に加筆修正しています

18種類のたまごかけごはん

2017年の半年間、私は合計18種類のたまごかけごはんを作った。

・変わり種ちょい足し系

・天かす
・青のり
・なめたけ
・つくりおきの無限ピーマン
・豆腐
・壬生菜の漬物
・刻みおくら

・定番ちょい足し系

・納豆
・キムチ
・海苔
・かつお節
・しらす

・がっつり足す系

・ベビーリーフ×しらす
・明太子×バター
・アボカド×ラー油×いりごま

・調味料のちょい足し系

・豆板醤×めんつゆ
・普段の醤油を牡蠣醤油にチェンジ

・食べ方のアレンジ

・某有名焼肉店の食べ方
 1.ごはんをよそって中央に窪みをつくり、塩をひとつまみ入れる
 2.たまごを割り入れごま油と醤油を垂らす

結論、何と合わせてもおいしかった。改めてたまごかけごはんの包容力に恐れ入った次第だ。その中でも特に気に入ったアレンジベスト5を発表する。

たまごかけごはんアレンジ・マイベスト5

第5位:アボカド×ラー油×いりごま

画像1

間違いなくおいしい組み合わせ。クリーミー、濃厚、おいしいの三拍子。いりごまは途中で入れてみたのだけど、香ばしさが加わって最高から至高の領域に。以来、この組み合わせで作る時はいりごまはマストになっている。

第4位:明太子×バター

画像2

デブの極みTKG。中毒性も高くて危険なおいしさ。これはハマったら「世界仰天ニュース巨漢スペシャル」出演不可避だと思い、この3年間で片手で数える程度しか作っていない。

第3位:豆板醤×めんつゆ

画像3

意外な組み合わせだけど、パンチがきいていてかつ旨味もたっぷりで美味しい。辛いもの好きにはたまらない。めんつゆの量を減らして韓国のりを加えても美味しかった。

第2位:無限ピーマン

画像4

2016年の大ヒット料理「無限ピーマン」をちょうど作りおきしていたので入れてみたのだが…ただでさえごはんのおともとして優秀な無限ピーマンに卵がからんで美味しかった。

第1位:ベビーリーフ×しらす

まさかの写真なし!!!「1位が写真なしてどないやねん」というご意見はごもっともだと思う(せっかくnoteにまとめ直したのでこんど作ったときに再撮します)。

この組み合わせが生まれたのは職場のキッチン。外にランチを食べに行く時間も惜しく、パックごはんと生卵としらすを職場の冷蔵庫にストックしていた時期があった。野菜不足が続き「これはアカン」と思い、会社の最寄スーパーでベビーリーフを買って、たまごかけごはんにしらすとともに投入してみた。

ルッコラのあの風味と、しらすとたまごかけごはんの組み合わせが最高だったのだ。ベビーリーフのしゃくしゃく感と、たまごかけごはんのトロトロ感も癖になる。以来、このたまごかけごはんは職場メシとして幾度か作っている(だから写真がないのです…)。ちなみに味付けは醤油だけど、オリーブオイルを垂らしてもおいしそう(今思いついた)。

「たまごかけごはんの可能性に挑戦する」という意気込みで始めたこの挑戦であるが、たまごかけごはんのポテンシャルの前にひれ伏す結果となった。なお、この記事に「平成」とつけているのには理由がある。令和の2020年現在、私は別の形の「たまごかけごはんチャレンジ」に挑戦中である。その戦果については別途ご報告する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?