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VFesを専用スティックで遊ぶならどれを改造するのがいいか?

アストロシティミニ アーケードスティックを改造するのが無難か?

これまで出てきたVF専用スティックをまとめる

現状、VFes専用スティックはまだ発売されていないが、配信開始は6/1と目前である。ないなら作ればいい。今回は過去に発売されたバーチャファイター専用スティックに焦点をあて、それぞれに対して見立てをしていく。

バーチャスティック(前期)

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セガサターン(以下SS)のバーチャファイターと同発のスティック。まごうことなきセガ製だが、業務用パーツに交換するのすら困難なシロモノ。内部スペースの余裕のなさから乗っ取りにも適さないため、ハードオフにジャンク品として格安で出ていたとしてもスルーで構わない。

バーチャスティック(後期)

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後期型のバーチャスティック。見ての通りアストロシティのコンパネを模したデザインが特徴的で、なんといってもユニークなのはそのボタン配置。バーチャファイターはもちろん、6ボタン格ゲーやネオジオの4ボタン横並びのゲームなど様々なシーンに対応していて汎用性が高い。ボタンはセガ独自のもので、レバーは個体によって差があり、セイミツのLS-56かアスキー製のどちらかが取り付けられている。乗っ取り基盤を入れられるくらい内部にもゆとりがあるので、幾つかボタンを追加して改造してみるのも一興。なお、メインボタンの経は28φなので業務用の30φのボタンを搭載する場合は穴を拡張する必要あり。

バーチャスティックプロ

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アストロシティのコントロールパネルをそのままスティックにしてしまった何とも剛毅なスティック。レバー・ボタンともにセイミツのものが使われている。バーチャをやるならこれしかないというくらいの商品であり、改造素体としてはうってつけだが、いかんせん希少性が高く、売っていないし、売っていても高い。掘り出し物に遭遇したらくらいの感覚で。

復刻版セガサターン バーチャスティック for PC

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バーチャスティック(後期)の復刻版。PCに対応しているバージョンでUSB接続。ネット上に情報があまりなく、PS4に刺してそのまま使えるかまではちょっと不明。そもそも入手性がよくない。

復刻版セガサターン バーチャスティック for PS2

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バーチャスティック(後期)の復刻版。PS1・2に対応しているバージョンとなる。内部基板交換か、要コンバーター。PS4対応のものだと今はBrookのコンバーターが遅延など少なくてよい。ただ、これも入手性が悪く、プレ値がついているので選択肢にはなりにくい。

バーチャスティックHG

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PS3版のVF5にあわせて発売されたスティック。初回版は基盤の初期不良があり、交換回収された過去もあるが、リンドバーグの筐体を模したデザインと、6ボタンのブラスト配置、そしてコンパクトながら重量のあるボディは今でも評価できる部分は多い。レバーとボタンは三和製。レガシーコントローラーとしては認識が怪しいので、PS3用のコントローラーをPS4で使えるようにするコンバーターを使うか、UFBやファイティングスティックmini4あたりの基板に内部の基板を交換してしまう(つまり乗っ取り)のがよい。それほど市場価格も高騰化しているわけでもないし、入手性も悪くないレベルでオススメ。

アストロシティミニ アーケードスティック

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厳密にはバーチャーファイター専用ではないが、アストロシティミニにバーチャファイターが収録されていたので取り上げてみた。上記バーチャスティックHGの外観がアストロシティに変わったものと捉えればよいが、こちらのほうがボタンの数が少ない。レバーとボタンともに三和製。Brookのスーパーコンバーターを使うとPS4でも使用可能。現行のコントローラーなので普通に買えるが、価格は1万円オーバー。場合によってはバーチャスティックHG+コンバーターよりも高い可能性があるので、そのあたりは総合判断。

リアルアーケードVF

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SS版バーチャファイター2発売当時に出たHORIのスティック。リアルアーケードの名を冠したのはおそらくこれが初と思われ、コンパネ上には3ボタンしか存在しない潔さが何よりの特徴。ただ、レバーとボタンはHORI独自のもので業務用パーツは使われていない。相当数出たのか市場でかなり安く出回っているしレトロゲームを置いているような店なら大体ある。その入手性の高さとは裏腹に改造難易度は高め。ボタンは問題はないのだが、本体の厚みが薄く、レバーを業務用品に交換すると高さが足りずに底にあたってしまう。スペーサーで嵩上げをするか、底に穴をあける必要あり。3ボタンコンパネでどうしてもやりたいんだ、という人以外はスルーでOK。

リアルアーケードVFダッシュ

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上記リアルアーケードVFよりボタンが1つ多い。ソレ以外の違いはなし。リアルアーケードVFと比べると見かける頻度は少ない(が、高いわけでもない)。

Virtua Fighter 4 専用スティック

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PS2版バーチャファイター4発売にあわせてHORIから出た専用スティック。リアルアーケードVFに近い潔さだが、こちらはメインのPKG以外のボタンも上部に備えている。レバーとボタンはHORIオリジナル。本体の高さが低いため、レバーを業務用品に交換した場合はスペーサーによる底上げ必至。入手性は悪くないが、改造の手間を考えると手出しをしにくい。

Virtua Fighter 4 Evolution 専用スティック

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PS2版VF4evoの専用スティック。上記VF4専用スティックとほぼ同じだが、トレモの操作時に役立つL3・R3ボタンが新たに追加されている(スタートとセレクトボタンの大きさも変わっている)。レバーとボタンはHORIオリジナルであり、ガワの高さもないため業務用品への換装には不向き。

バーチャファイター5 Live Arenaスティック

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Xbox360で発売されたVF5ライブアリーナ用のスティック。360用のファイティングスティックEXの天板違いでレバーとボタンはHORIオリジナル。業務用パーツに交換するのはかなり苦労するので改造素体としては向いていない。入手性もそれほど高くないことを考えるとスルーでよい。

Virtua Fighter5 Final Showdown 対応スティック

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VF5FS配信時に発売されたRAP。PS3用のものしか確か販売されなかったと思うが、RAPなのにビュウリックスではなくブラスト配置というかなり珍しいスティックである。レバー、ボタンともに三和製。PS3用のコントローラーをPS4で使えるようにするコンバーターを使うか、内部基板をPS4のコントローラーのソレに交換して使うのがいいが、いかんせん売っているところを見たことがないくらい希少性が高い。安価で見かけるようなことがあれば確保しておきたい一品。

結びに

入手しやすさでいうとアストロシティミニ アーケードスティックに軍配があがる。ブラスト配置であるし、何よりバーチャ2時台にお世話になったであろうアストロシティのデザインが秀逸である。ただ、PS4で使うにはコンバーターがいるのでトータルのコストは高くなる。コストを抑えたいなら、バーチャスティックHGにコンバーターという選択肢がある。バーチャスティックHGは中古なら3,000円台くらいで購入できるので、コンバーターとあわせても1万円以内に収まる。入手性もそれほど悪くない。

改造の選択肢を込みにすると……それでもアストロシティミニ アーケードスティックかバーチャスティックHG、あとはヤフオクやメルカリで見かける機会も多いバーチャスティック(後期)あたりだろうか。バーチャスティック(後期)は改造難易度が高いが、ボタン配置やその意匠はバーチャをプレイするにはもってこいのスティックだ。メルカリやヤフオクには大体出品されていて入手性はいいし、価格もそこまで高くない(3,000円台~5,000円台くらい)。個人的にも、以前改造したりして愛着がある。

ご参考までに。

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