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書くための情報集め4情報集めないことのススメ

3回目でやっと

「君たちはどう生きるか」3回目で、やっと楽しく見れました。
2回目を見た後に情報収集して、3回目に挑みました。

情報収集のなかで、
この映画は「アート映画」というジャンルだと知り、一気に面白くなりました。
アートは、作家の人生や考え方、時代性を含めて理解するものです。
宮崎監督の過去作の表現や人生、ジブリのことと照らし合わせながら見ることで、2回目よりわかったような気がします。

ジブリが日本テレビの子会社となる発表のインタビューを見た後というこもあり、
後継者を育てることができなかった問題が、作品とリンクしていることも面白かったです。

考察、怖い

情報収集で、色々な考察を見ました。
一般的な考察は、主にストーリーについて語っていますが、
一部の考察では、宮崎駿さんの個人的なことまで言及していました。

アートは、作者の人生や世間の情勢も反映されたものなので、人生を含めて考察するのは正しいことなのですが、
「人間関係」「性格」「性癖」「トラウマ」などまで言及しています。
その考察が正しいのか、思い込みなのか、私に判断できません。。

現代アーティストの中で宮崎駿さんほど、人生を他人に赤裸々に全世界にさらされている人はいるのでしょうか?

アーティストは、ここまでさらされないといけないのか?
アーティストとはそういうもの?
私はアーティストではないのですが、作品を世に発表することに怖さを感じました。

(でも、その考察が面白いから困ります汗)

エンタメとアート

3回目鑑賞の前に「ジョン・ウィック4」を見ました。
これでもか!のガンアクションと、少年ジャンプ的友情展開にニヤニヤしながら、あっという間の2時間49分でした。

エンタメ映画とアート映画をハシゴして、楽しみ方が全く別と実感できました。

「シンプルに深く考えず、ジェットコースターのように瞬間を楽しませるエンタメ映画」
「ハマれば何度も見たくなるが、考えることを強要してくるアート映画」

どちらも最高です!

そもそも、本当にアート映画?

今考えると、宮崎監督の作品は「崖の上のポニョ」から、よくわからなくなっていたように感じます。
あの頃からアート映画になっていたのですね。

とはいえ、解釈できている人もいるので、
アート映画かどうかは、観る人によるということでしょうか?

そもそも、宮崎監督は映画をアートとして作っているのでしょうか?

理解できない人が多かったため、結果としてアート映画のジャンルに入れられただけ?

情報集めと考える楽しさ

情報なしでのアート映画鑑賞。
悶々と自己問答を楽しめました。
結果3回も同じ映画を見ることになり、お金と時間がかかりましたが「考える」ということを楽しめました。

映画を見る前に情報を集めていたら、この楽しさは得られません。
スマホが生活の一部になり、分からないことはすぐにスマホで調べられる世の中です。
考え方もスマホに決められている状態とも言えます。

だからこそ、
たまにはスマホを手放して、自分の頭で考える時間を作りたいです。

呆れられた42枚

同じ映画を3回を見た流れを友人に話したら、
「君は、映画一つ見るのも大変だね〜。」と呆れられてしまいました。
私的には、楽しかったという話をしたつもりだったのですが。

考えることは疲れますが、考えがまとまっていく感覚は、
登山のような「爽快感」と「達成感」があります。

皆さんも、あえて情報収集せずに考えるを試してみてください!

今回のnoteを書くにあたり、考えをまとめるのに、A4コピー用紙へのメモが42枚になってしまいました汗

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